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恋しくて

新緑の季節、心地よい風と過ごしやすい気温
このくらいがずーっと続けば良いのに、といつも思う
常夏の国はあれど、常春の国は存在しない
もしあったら、頭がボケてしまうだろうか、なんて想像してみたり

漫画『パタリロ』は確か、常春の国が舞台
羨ましい限りだ〜
などと思いつつ、四季があるからやはり春が待ち遠しくなるもの
くっきり四季があるこの国で過ごせて幸せだ

春の幸せから切り離せないのが、れんげの花
素朴だけれどあのピンクの不思議な形状の花が大好きだ
めっきりれんげ畑がみられなくなり、心から悲しい、そしてとても恋しい
心象風景の中にはいつも水田とれんげがある
探さないと見られなくなっしまったのは寂しい
水田とれんげは切り離せない

新幹線の車窓から見える青々とした水田の景色に見惚れてしまう

その水田になる前にピンクで染められたれんげ畑が見られればいいのに
きっと途中下車したくて仕方なくなってしまう

れんげがそこら中にあった頃、あのれんげの甘い香り
花冠(わたしには作れなかったのだが)を作る人は今も居るだろうか
わたしが知らないだけでまだたくさん咲いている場所はあるのだろうか
探しに行きたいと思いながら、ふらふらと散歩していたら、人様のお庭?でたまたま見つけて嬉し涙が出そうだった

わたしも庭に種を蒔こうか
けれど、目前に広がるれんげを飽きるまでみていたいのが本音
いつかまた生きているうちに必ず恋しいれんげに逢いに行く

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