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【国会クイズ】第26問 ダンスホール

📚 問 題

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📚 正 解

  
 国会の中央棟にあるエレベーターは普段4階までしか使えません。4階には国会図書館の分館があって議員や秘書、職員が使っています。
 
 中に7階までボタンがついているエレベーターがあり、担当者がロックされた操作版のスイッチをいれると7階まで行けるようになります。7階はエレベーターの出口と廊下があるだけです。
  そこから1階分階段をあがると突然広いホールにでます。これが「ダンスホール」です。したがって答えは8階ですね。国会見学をしたことがある人は、中央棟のホールを覚えていると思います。とても荘厳で高い天井のホールで、法隆寺の5重の塔がはいる高さです。そのさらに上にあたります。
 
 ダンスホールには衆議院側、参議院側それぞれの階段の出入り口があり、中央にはさらに上にあがるらせん階段があります。階段の軸には装飾が施されており、きめ細かい配慮に威厳を感じます。ドーム型の天井の装飾も見事です。
  戦前、職員がダンスの練習をしたとか、戦後進駐軍がここでダンスを楽しんだとという話がありますが、真相はわかりません。
 

らせん階段



  らせん階段をあがると畳数枚分くらいの小さなスペースがあります。四方に縦長の窓があり外の綺麗な景色を一望できます。ここが9階、最上階になります。ここの中央の柱には東向きに木の箱が取り付けられており、中に昭和2年の国会議事堂の上棟式で使った槌が入っているそうです。この槌は行方がわからなくなっていたのですが、千葉県の方がオークションで手に入れたあと国会に寄贈してくれたため、いま飾ることができたとか。
 
 この箱には、署名とともに「奉上棟 帝國議會議事堂」とあり、その文字のわきに「天長地久國運隆昌」と書かれています。議事堂建築に関わった人たちの思いを感じることができます。

最上階の窓
国会議事堂の上棟式で使った槌が入っている木箱


 
 
 同僚であり漫画家でもある赤松健参議院議員が「赤松健の国会にっき」にこのことを描いていました。わかりやすいのでこちらも御覧ください。
 
↓↓↓
https://twitter.com/KenAkamatsu/status/1597221614135160832
https://twitter.com/KenAkamatsu/status/1597921037488107521
 
 

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