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【国会クイズ】第19問 定例日

📚 問 題

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📚 正 解

本会議の場合、
 参議院の定例日は   月曜日、水曜日、金曜日
 衆議院の定例日は   火曜日、木曜日、金曜日
となっています。開始時刻は参議院は午前10時、衆議院は午後1時となっています。

 しかし、会期末や特別に急がなければならない法律を審議する場合を除いて、参議院の場合は月曜日、衆議院の場合は金曜日はほとんど開かれず、実質は週に2日です。さらに参議院の場合、どうしても月曜日に開く場合は議員の地元からの移動を考えて午後1時開会が多いです。

 委員会の定例日もそれぞれの委員会ごとに決まってきます。
例えば厚生労働委員会は、
 参議院は火曜日と木曜日が定例日です。定例日以外は参考人質疑など政府の答弁者を呼ばない会議以外はまず開かれません。
 衆議院は水曜日と金曜日が定例日ですが、火曜日は弾力的に運用して開くことある日としています。

 このように、参議院と衆議院で定例日は重なっていません。委員会には政府の答弁者として大臣や政府参考人を呼ぶのですが、ダブルブッキングが起きないように衆参で委員会が重ならないようにするためです。

 これは国会からしたら隔日開催に見えますが、大臣等から見ると火曜日から金曜日まで毎日どちらかの委員会に出席していることになります。大変です。

 同じ委員会の衆参での定例日の調整はこのようされていますが、本会議との調整は行われていないため、大臣のダブルブッキングがたまに起きます。

 例えば、参議院の厚生労働委員会が火曜日の午前は10時から12時、午後は1時から4時にセットされている時に、午後1時からの衆議院の本会議が開かれそこで冒頭から1時間、厚生労働大臣が出席を求められた場合、本会議が優先されます。
 参議院の厚生労働委員会は午後1時から2時(大臣の移動を考えると+5分くらい)は大臣が出席できません。そこで午後の再開時間をずらしたり、その時間については、野党の許しを得て、与党が大臣不在で質疑をする時間に充てるなどをして調整します(野党は余程のことがない限り大臣不在だと質疑をしてくれない)。

 本会議への大臣の出席は直前に決まることがあり、この調整は結構焦ります、、、

 少ないですが、中には定例日が衆参で重なっている委員会もあります。総務委員会は共に火曜日と木曜日が定例日です。大臣等が重なるため実質的にはそれぞれ週1回しか開催しないことがほとんどです。どうしても同じ日にやる場合は午前午後で分けたりします。

 また、特別委員会や調査会等は定例日を決めず、常任委員会の隙間で行われるケースが大半です。参議院の場合は常任委員会の定例日の多くが火曜日と木曜日なので、特別委員会や調査会等は水曜日にやることが多いです。ただし、水曜日の午前中は本会議の定例日ですから、午後からのスタートになりがちです。

 予算委員会は、国会の前半にまとめて行われることが多いです。予算委員会が開かれているときは他の委員会(議院運営委員会を除く)は、ほとんど開かれません。

 議院運営委員会は、本会議の日程や議院の運営に関わることなどを議題とするので、本会議の開会直前に加え、必要な時には随時に開かれますから定例は決められていません。


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