「圧倒的さ」が何者かになる一番の近道


起業を志したころ、まずぼくが考えていたのは「自分は何者なのか?」ってことです。多くの人が「まずは自分の専門性を打ち出しましょう」と言っていたから、ぼくも必死になって探してたんです。でも結局は見つからなかったんですよね。

考えてみたら、会社に入社したころの自分は何にもなくて、そんな自分でもできることをただ「こなす」ように仕事をするのはやめようと思って、どうせやるんだったら圧倒的にやろうってきめたんです。

家電量販店での販売の仕事をしていたんですが、販売に集中して圧倒的に売れるようになろうって思ったんです。誰よりも売るって決めて、「今日は〇〇件売ります」ってチームに宣言して、とにかくそれを達成するために必死に販売する。

そんなことを繰り返しながら「圧倒的さ」を意識して販売を続けていたら、気づくと周りから「柳川は販売だけしてくれたらいいよ」というポジションをいただくようになって、レジとか電話対応とか、品出しとか一切やらなくていいようになったんです。

要は誰よりも圧倒的にやっていると、周りが自分を「何者か」にしてくれるようになったんです。

だから起業を志した自分がやるべきことは、じつは自分が「何者なのか?」を考えるのではなく、誰でもできることを誰もできないくらい圧倒的にやることだと思います。

すると次第に、というか勝手に周りの人が「〜といったら〇〇さんだよね」って言ってもらえるようになってくる。それこそが自分が「何者か」になる一番の近道です。

それでぼくは今、改めてアウトプット量で圧倒的さを意識して行っています。あまりアウトプット量を増やさなくてもいい状態になってしまったってのもあって、現在の自分には「圧倒的に」やっていることがないなって感じたんです。

じゃあ誰でもできることで誰もできないくらいやれることってなんだろう?って考えた結果、アウトプット量に圧倒的さを意識しようって決めました。

また自分が今までとは違う「何者か」になれるか、楽しみながら続けていきたいと思います。あくまでも圧倒的さは他人よりも優れようってことじゃないですからね。比べるべき対象は常に「今までの自分」です。

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