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思い出ボロボロ

あれは、某大学病院で勤務していた4~5年目のナース時代の悪夢の日々の思い出です。

当時、保健師の予備校に通うために夜勤専従(準夜勤と深夜勤のみの勤務形態)として、働いていました。その夜勤専従は看護部長のご配慮だったのですが、運の悪いことに同じ病棟のお局様ナースも狙っていた座だったのです。

はい、勿論、いじめられました。お局様ナース圧力で、ナース全員から患者さんの急変時と申し送り以外は、無視されていました。新人ナースらは、お局様ナースがいない日だけは、話しかけてくれていました。気の毒に思ってくれていた模様でした。

お局様ナースチームの圧力は、研修医を含む医師らにも情け容赦なくありました。耐えられなかった研修医らが教授に泣きつきました。ぶちギレた教授は、婦長を怒鳴り付けました。

補足。研修医らに何度も指示の間違い等を指摘しても直さなかったので、この点については、お局様ナースチームは間違ってはいませんでした。ただ、言い方や態度はまずかったかもしれません。

当時の婦長は、前年度まで長年にわたり看護学校の教員をされていて、臨床とは久しく離れていました。また、臨床での経験のない神経内科病棟での婦長の仕事にパニックになっていたのも、部下の私から見ても一目瞭然でした。

婦長はお局様ナースチームのパワハラを注意しましたが、逆にお局様ナースチームに潰されました。

ある日のこと。いつもミスの多い2年目ナースが、休職しました。その同期のナースが、彼女は先日お局様ナースにリネン庫に呼び出されて、「お前は、もうナースを辞めろ!」と怒鳴られていたと泣きながら話してくれました。

私も若気の至りですが、この話をこっそり婦長に耳打ちしました。酷すぎたので。

すると後日お局様ナースが通りすがりに私に、「私がナース辞めろと言った2日後にあの子が休職したから、私は関係ないんだよ!」とぶちギレられました。

そうです、私からの耳打ちを婦長がお局様ナースにチクったのです。私は、婦長の管理職としてのモラルを疑いました。そして、お局様ナースからのパワハラ行為は悪化し、私は地獄の日々を味わう結果になりました。

またある日の深夜勤明けの休憩の際に、先輩ナースから申し送りを注意された新人ナースが、私の前で泣き始めました。偶然に、その場をお局様ナースに見られました。

後日その新人ナースから聞いたのですが、お局様ナースが婦長に、「私が新人ナースをいじめている。」とチクったそうです。新人ナースは婦長に呼び出された際に、私に慰められていたと言ってくれたそうです。婦長が、「(私に)お礼を言いなさいね。」と仰っていたそうです。

私の心の声:お局様ナースよ、私はあなたみたいな真似はしないんだよ。同レベルにしないでね!

その新人ナースに、「私は先輩みたいなナースになりたい。」とも言われました。

とても精神衛生上良くない、神経内科の病棟でした。

おまけです。しばらくして、お局様ナースの酷いパワハラの噂は看護部まで届いていて、表向きは看護学生への指導と言う理由で、離島へ島流しにされていました。

その期間、新人ナースらがイキイキと働いていて、病棟のムードが明るくなりました。みんな戻って来ないでと思っていたそうです(笑)。

以上、思い出ボロボロでした(涙)。

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