Koki Monkey

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必死に生きるか、必死に死ぬか

これは「ショーシャンクの空に」という映画で主人公のデュフレーンが脱獄の計画を実行する前にレッドへ放った有名なセリフです。 何を持って「私は生きている」と感じるのか、そして何を持って「私は死に向かっている」と感じるのか、最近このことをすごく考えるようになったんです。だって、生きるも死ぬも紙一重。ただそれと同時に全く異なることであり、対をなす存在でもあると感じるんです。ただ一つ思うのは、後ろめたい感覚に陥るほど、この二つの性質は二極化するんじゃないかと、私は勝手に思っています。先

    • 世界で最も不幸なアーティスト Nick Drake "Pink Moon"

      「この世に存在するアルバムで最も生物(なまもの)に近い」と私は勝手に感じています。そんなアルバムです。 概要 11曲収録で28分と、どの曲も大体2分程度の長さでありとても短く聴きやすい。発表年は1972年。そう。この年は音楽界隈では結構話題に上がる有名な年である。David Bowie "〜Ziggy Stardust〜"、The Rolling Stones "Exile On Main Street"、Stevie Wonder "Talking Book"、NEU!の

      • ミニマリストは必聴 Steve Reich "Music for 18 Musicians"

        "限られた世界の中でも人間の手にかかれば無限の可能性を見出すことができるということを事細かに証明してくれる。" 弦楽器、管楽器、打楽器、そして人の声と、楽曲に使用されている楽器・音の種類が豊富なのが大きな特徴。連続的で固いものから、自由に広がる柔軟なものまで色んな音があって楽しい。広い雑貨屋さんで物選びをしているような感覚。ただ、いくらそこが広い雑貨屋であったとしてもそこもある種のまた限られた世界。だけど無限の可能性と世界を感じるよねなんだか。IKEAの音楽や。一度気になっ

        • 自殺がある世界で良かった

          前回でも書いたように、今私はなんだか抑うつ状態。ただ最近、この鬱っぽさの退会手続きが進んでいるのでここで共有しておきたい。まだちゃんと人に伝えられるレベルの言葉にできるかわからないが、このnoteの趣旨として自分の思ったことをなるべく文字に起こすという行為はなるべく怠りたくない。頑張って書いてみまっする。 結局鬱はなんだったのか 少しこれは客観的な視点から見ていきたい。哲学者のジルドゥルーズが指摘したように、人間は習慣によって行動や物事について次第に意識しなくなる。これはこ

        必死に生きるか、必死に死ぬか

          大学2年生、春にやってきた鬱🌸

          2024年、大学2年生(進級3年生)の春休み、ちゃんと鬱になった。というかごめんなさい鬱の定義が私の中ではっきりとしたものではないので、完全に鬱状態に入り込んでいたのかわかりませんが、ただWikipediaに載っていた精神疾患一覧のいくつかの言葉は私のその時の状況に該当するものであったのは事実です。 結局鬱状態ってどんなもんなのか。そもそも春休みに入る前の時点でその予兆みたいなものはありました。それは「死ぬことが怖くなくなった」時です。ただちょっとまって、これは結構論理的思

          大学2年生、春にやってきた鬱🌸

          ノイズの名盤? ザ・ゲロゲリゲゲゲ ">(decrescendo)"

          ではでは、ここで早速私が書き溜めていたメモを露出していこうではないか!(これ一つだけ) と、いうことで、初回から音楽の話題です。 今回取り上げたいのは山之内純太郎という運極のジャパニーズ・アウトサイダー・アーティスト(これは勝手に私がそう言ってるだけです)によるソロプロジェクト、ザ・ゲロゲリゲゲゲから2022年に発表された">(decrescendo) Final Chapter"というHNW(Harsh Noise Wall)のアルバムについて少しお話ししたいと思います

          ノイズの名盤? ザ・ゲロゲリゲゲゲ ">(decrescendo)"

          はじめまひて。

          ↑ 能動的誤字はさておき、noteアカウントを作ってみました👋 理由としては、自分の日常の中で感じたことや触れたものを文字にして残しておくべきではないかと最近思ったからです。基本的に私の日常生活の様子はXやInstagramに残していましたが、あれは社会に順応したただの見せかけのエゴで、こちらではよりシリアスなものだったり、より深い内容に触れたいと思っています‼️上記のSNSは自分がYouTuberであるということもあってか、何か投稿するときにこう見られないといけない、これを

          はじめまひて。