「いい人が見つからない」症候群

「いい人が見つからないんだよね~」「出会いがないんだよね~」という話を、よく聞く。
恋人が欲しい。結婚はしたい。でも、「条件に当てはまるような、いい人がいないし」という。

もし、パートナーを見つけ、幸せになりたいのなら、根本的に、この考え方は誤っている。
誤っているが故に、たとえ「理想の相手」が見つかったとしても、幸せになれない。

何故かというと、、、


まず、人が人に「惚れる」というのは、どういうことか。
「惚れる」とは、好奇心だ。脳科学的にも、言われている。
「あなたのことを、もっと知りたい」という好奇心が、「惚れ」なのだ。

「好奇心」は「知らないもの」に対して起きる。当たり前ですが。
なので、10代、20代、初めて「異性」というものを意識し始めたときは、
誰しもが、大きな、ときめきを感じる。
それが、徐々に経験を積み、異性や恋愛を「知ったつもり」になると、
「好奇心」がなくなり、「惚れ」の度合いが弱くなる。

ここで、幸せになれる人と、なれない人がくっきり分かれる。
・幸せになれる人は、異性の新たな魅力に気付き続ける。
・幸せになれない人は、自分の「好み」にこだわり続ける。

よほどの恋愛経験がある人でも、付き合った人数は、二桁行くか行かないかくらいだろう。
付き合うまでいかなくても、学校や会社で関わったことのある異性なんて、
せいぜい数百人。

異性は、何十億といるのに、自分のせまーーーーい経験の中で、
「男はこういうものだ」「女はこういうものだ」と決めつけ、
「だから、自分は、こういう人が好き」という、
笑ってしまうくらい浅い結論を導く。そんなの、うまくいくわけない。

「世の中には、色々な人がいる。自分には、知らないことばかりだ。」
と考えている人は、「人には、こんな魅力があるんだ!」と気付ける。
今までの「自分の好み」なんて、なんのその。
そんなの一瞬で吹き飛ばし、きちんと人に「惚れられる」。
恋愛的な意味だけでなく、人を好きになれる。

小学校の人気投票で、異性の人気は1人か2人に集中する。
そのまま行くと、恋人ができる人は、40人中1人とかになる。
でも、実際は、多くの人が、様々な人と恋愛関係を気付くし、
結婚もしている。
これは、「妥協」ではなく、それぞれの人が、それぞれの道で、
自分ならではの「人の魅力」に気付いていくからだ。

「いい人が見つからない」というのは、間違っている。
あなたに「人の良いところを見つける力がない」のだ。

小学校の頃の人気投票が集中するように、
世の中で良く言われるような「優しい」だの「価値観」だの
「イケメン」だの「美人」だの。
自分だから気付けるはずの「人の魅力」に気付けるまで、
成長できていない。
10代、もしくは、20代など、昔の自分の好みを引きずり続けてしまうのは、
あなたが成長していないからだ。

これは、1人の人とお付き合をし、結婚などして、
長期的な関係を築く場合も同じだ。「恋愛に冷めない方法」
https://note.mu/kokimo1021/n/n29d95d79de3b
にも書いたように。
相手に「惚れ直す」のも結局、自分の「好み」をアップデートし、
目の前のパートナーの「新しい魅力」に気付き続けることが
重要になってくる。

周囲の異性のクオリティの問題ではない。
出会いの数でもない。
あなたに出会いがないのは、あなたが惚れる人がいないのは、
あなたが成長しておらず、「ヒトの魅力に気付けていない」からだ。

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「人の新しい魅力に、気付き続ける」

肝に銘じよう。

かしこ。

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