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欲望以外の動機とは、何か

はじめに

自己理解においても、他者理解においても、人間の”動機”を理解することが重要だ。

人間は本能としての欲望がある。ただ、欲望だけで動くわけではない。
時として、欲を抑えつつ、動き出せることが動物ではない人間たる所以だ。

ただ、欲望以外の動機は、見えにくいのであまり仕組みが理解されていない。

「価値基準」というパターン認識

欲にかられて動くだけなら、人間はとっくに他者を攻撃し、滅びている。
ただ、争いがそこまで多くならず、人間が繁栄しているのは、価値基準の浸透である。

世の中、社会の常識として「こういうときは」「こうしておいた方が良い/しないほうが良い」という価値基準が認識されているから、人間社会は成り立っている。

価値基準は、欲望をコントロールする。
子供の時から、よくも悪くも、繰り返し親や先生から、叱られ、または褒められることで「こういうときは」「こうする」というパターンがすり込まれる。

生まれたときから存在する欲望とは別に、膨大な経験の蓄積から、認識されたパターンが、価値基準という人間の動機である。

単に、欲望を刺激するだけでは、自分も他者も、動かない。
なぜなら、無意識の価値基準が、妨害するからである。

価値基準として「何を良いこと」として「何を悪いこと」としているか見極めないと、自分のことも、他者のことも動かすことはできない。

欲望は、誰にでも共通だし、分かりやすい。食欲・物欲・睡眠欲・承認欲求・性欲は、どんなものか想像がつく。
でも、価値基準は人によって異なり、目には見えず、体現もされないから、分かりづらい。

欲望は、価値基準によって変換されて、ゆがめられて表現されるので、そこが一つのヒントになる。

欲望の裏で働く価値基準を理解することが、自己理解・他者理解のポイントだ。

まとめ

価値基準を、理解しよう

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