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職業再考

私は元々助産師にも看護師にもなりたかったわけではない。
中高生の時は将来就きたい職業について真剣に考えた。
学校の先生が言うには、自分が好きなことや得意なことを仕事にすることを考えたらいい、と言うことだったので、食べることが好きだった私は栄養士かなあ…などとぼんやり思っていた。

しかし大学の栄養学部は理科が2教科必要で、1教科しか学んでいなかったため断念。(しかもすこぶる苦手で8点なんて点数を取ったことも…)
看護師もいいなあ栄養のことも少しは学べるだろうし、とも思ったけど、母にそれを伝えると「看護師は立ち仕事だし夜勤もあるからきついよ」と言われまたもや断念。
大学は経済的な面から国公立しかやれない、親に言われていたため、受かるかどうかぎりぎりラインの経済学部(経済に何の興味もなかったけど入学してから、自分で勉強して何らかの資格が取れるらしい…という事で。)を受験した。しかし前期も後期も不合格。

公務員専門学校に行こうかな、と思っていたところ、なんとなくで受けた地元の国立医療技術短大看護学科から、補欠合格の知らせ。

両親のぜひ!行きなさい!!という言葉を受けてなんとなく行く事に。短大に入ると、「助産師になりたい」という子もチラホラいる中、助産師って何⁇くらいのわたし。
しかし短大で仲良くなった先生が助産師だったことから、一念発起して助産師学校へ。

無事に助産師になれたけど、「早く結婚して仕事やめたい」と願う日々。

30歳で授かり婚し、40歳の今も助産師続けてる。
今では一生の仕事にするって思うくらい助産師の仕事が好きになった。
嫌いでも続けてたら好きになる事もあるもんだなぁ。
人生ってわかんないなって思う。

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