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20代最後に120万で南極に行ってきた話
突然ですが、僕の人生の出費ランキングを発表させてください。
第4位 目の矯正(ICL) 44万
消防士時代に勤務体系上で24時間連続コンタクトを挿入する日々。目が限界を迎えたのでICL手術を受ける。人生変わる
第3位 バイク購入 55万
5年間乗った愛車。世界一周前に30万で売却。ありがとう
第2位 歯の矯正 100万
消防士時代の終わりに約1年半をかけて出費。スマイルが増える。
目と歯の人体改造と趣味のバイクに大金を注ぎ込んできた人生でした。
そして2025年1月15日〜27日に映えある第1位の更新
第1位 南極大陸冒険ツアー13日間の旅 120万
『モノ』や『身体』に残らない『経験』『贅沢』にここまで投資する人は少数だと思います。しかも13日間。1日約9万円分の経験を得られなければ元を取れない計算!!!!
約4ヶ月かけて行ったアフリカ横断の終着地点、南アフリカケープタウンのボロ宿にて、120万円の決済
震えながらクリックを押した結果、今月のクレカ引き落とし額はもはや宝物です。
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日本人こそ南極に行ってほしい
このnoteを書いている最大の理由は、この記事に少しでも興味を持った皆さんに是非とも南極にいってほしいからです!!!
なぜなら僕の乗ったクルーズ船 総員乗客約210名 日本人我一人!!!
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250人もいたら同士が1人はいると思ってた。でもそんなことはなかった。円安の昨今仕方ないと思いつつも、これは明らかに南極ツアーの魅力が日本人に伝わっていない。
それはもったいない!!!!
これだけの出費でも、人生1の出費でも、『南極に行ってよかった』と心から思います。その理由をこれからツラツラ書いていきます。
前半は南極ツアーをおすすめする理由。後半は筆者も使った直前割でお得に南極大陸に行く方法を紹介。
南極になんとなく興味がある人は全項目を読んでください♡
南極行きを決めて情報収集されてる方は後半部分を見てください🇦🇶
南極ツアーは老若男女誰でも楽しめて人生で最も忘れられない思い出の1つになることをお約束します🙌
著者プロフィール
年齢:28歳
性別:男
職歴:消防士3年/Web系ベンチャー3年
現在:放浪者(世界一周7ヶ月目)
趣味:旅系YouTube(更新途絶えがち)
ツアー詳細
参加時期:2025年 1月15日〜17日(合計13日間)
ツアー会社:Polar Latitudes
ツアー代金:約120万(直前割)
船名:SEA VENTURE号(ツアー客150名/乗組員60名)
日程表:
1日目:五つ星ホテル Arakur Ushuaia Resort & Spa 宿泊 inウシュアイア
2日目:五つ星ホテル Arakur Ushuaia Resort & Spa 宿泊 inウシュアイア
3日目:SEA VENTURE号乗船
4日目:ドレーク海峡横断
5日目ドレーク海峡横断
6日目:南極上陸
7日目:南極上陸
8日目:南極上陸
9日目:南極上陸
10日目:南極上陸
11日目:ドレーク海峡横断
12日目:ドレーク海峡横断
13日目:ウシュアイア到着
前半:南極ツアーの魅力
前半戦では南極ツアーの魅力を下記5つに分けて紹介します。南極ツアーの魅力を全力で伝えていきます。
『贅沢』を知れる/思い出す
世界で唯一何もない大陸で『生きる』を考える
プチ留学体験で『耳が覚醒する』
デジタルデトックスで『遊び方』を思い出す
最大の魅力は『人』
魅力①『贅沢』を知れる/思い出す
一旦飯テロをさせてください
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僕は知らなかったんです。毎日コース料理がでてくるなんて、、、
正直にいうと、英語が読めなかったんです。ツアー会社から英語で詳細が送られてくるのですが、読めないので、適当にChatGPTに要約してもらって概要だけ理解しいました。
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なので、詳細なツアー内容は一切わからず、『おそらく南極にいけるだろう』程度の気持ちで参加していました。
蓋を開けてみれば、ウエイトレスから『ようこそ、お坊ちゃま』に脳内変換されるレベルの高待遇の日々。
廊下を歩けば
👨『お坊ちゃま、調子はいかがですか?』
椅子に座れば
👨『お坊ちゃま、本日は赤ワインですか?白にしますか?』
ナイフを落とせば
👨『お坊ちゃま、お怪我はありませんか?新しいナイフです』
汚かった部屋に戻ると
キレイにベットメイキングされた部屋
サウナにジムに24h対応のバー
一度、外に出れば360度の絶景
普通に凡人として生きてきた20代にとっては、初めて道明寺 司の仲間入りが果たせるんです!!
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僕の人生の目標は『選択肢の自由』を増やすこと。
人生1の贅沢をここで経験できたことで、『贅沢の幅』が大きく広がりました。
贅沢レベル12の銭湯終わりのアイス
贅沢レベル55の北海道サウナ体験
贅沢レベル99の南極お坊ちゃま体験
ここまで贅沢できたことでレベル12のアイスでより満足できる心の余裕を得ました。
この感覚伝わってほしい笑
僕の個人的に好きな本『暇と退屈の倫理学』でも
退屈に抗う方法として贅沢を推奨しています。
この本を読んでから『贅沢』を意識するようになったので、特にこの最高の贅沢の経験は僕にっては貴重でした。
50代/60代以降の皆様にとっても、最近『贅沢』をしていない方。
是非、南極ツアーで贅沢を思い出してください!!!
魅力② 世界で唯一何もない大陸で『生きる』を考える
南極、本当になにもありません。
あるのは自然のみ。いるのはペンギンのみ。
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最高。
ここまで何も無いと、やることは五感をフル活用することに尽きます。
南極は、地球上で最も未開の自然が残る場所です。白銀の世界に広がる氷山や、青く輝く氷河、果てしない雪原。言葉で表現するのが難しいほど、圧倒的なスケールの景色が目の前に広がります。
さらに、南極では日常では考えられない静寂を体験できます。ただ風の音と氷のきしむ音が響くこの環境は、地球の原点に立ったような気持ちを味わえます。
どんな世界の観光名所にも叶わない圧倒的自然。体験するしか味わえない感動が南極にあります🇦🇶🇦🇶
魅力③プチ留学体験で『耳が覚醒する』
このツアーは完全に英語で進行されます。
おそらく、日本の代理店経由で予約等を行えば、日本人対応が可能なツアーもあると思いますが、僕は世界一周を行っている身です。
甘えてはられない。
しかし、ツアー3日目に大やらかし
船内アナウンスを聞き取れず、南極出発前に前哨戦ツアーであるペンギン島ツアーに行けなかった。
ショック!!!!!!
ランチに向かうと、僕と相部屋のピーターと何組かのグループしかいない。オーストラリア人イギリス在住ゴリゴリネイティブのピーターが言う
👨『あぁ、みんなはツアーに行ってるよ。僕はすでに行ったからね。kokiもいかないんだね?』
ピーター。俺は君が思ってるよりも、英語がわからないんだよ。
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そこから、僕は船内アナウンスや船内の情報を死ぬ気で取りにいきました。英語がわからなくて損したくない。そして耳が覚醒
9日目ぐらいからピーターと日本の未来について議論できるぐらいまで英会話ができるようになりました。
人間必要に迫られると、進化できるんです。
一度も留学経験のない筆者にとって13日間、Wi-Fiが無く頼みのGoogle大先生の翻訳機能も使えないなか、日本語を一切話さない経験はそれだけで貴重でした。
是非、皆さんも未知の領域に飛び込んでみてください。
魅力④デジタルデトックスで『遊び方』を思い出す
Wi-Fiがない。人生で初めて2週間近く電波がない経験をしました。
スマホ中毒の僕にとってはつらすぎる経験でしたが、めちゃくちゃ頭がスッキリしました。
帰ってきた今も、スマホを触ることなくこのnoteを書いていることが何よりの成果じゃないでしょうか。
スマホがない船内での生活でやることは
①ジムに行く②サウナ行く③本読む④英会話の勉強と思って色々な人と話す⑤音楽を聞きに行く(船内に音楽家がいる)⑥外を眺める⑦ツラツラと日記に考えを吐き出す
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これよく考えると、本来日常の中で習慣にしたいことに近くないですか?
スマホが無ければ、なんと全て解決。自然と暇を潰すための行動力が上がっていきました↗
さらに乗客を楽しませてくれるツアー会社。『南極にいきたい』など好奇心の奴隷になっている乗客を楽しませる方法を知りつくし、色々な企画を開いてくれます。
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南極の海飛び込み大会
カヤックや南極キャンプ(有料)
BBQや南極サイエンス講座
至れり尽くせり。好奇心を満たしてくれてありがとうございます。
魅力⑤最大の魅力は『人』
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正直に言います。
世界一周を7ヶ月している筆者
そこそこの旅好きです。
旅の一番の魅力は、マチュピチュとかウユニ塩湖とかの絶景だったり、御当地グルメではありません。
『人』です
絶景やグルメや体験あくまで手段で、その経験を一緒に体験する人や、会話やネットを通じてこの経験をシェアすること。
『120万かけて南極に行きたい人』なんてどこかおかしいに決まってます。クセの集まりです。なにかおもろいクセがあります。
もう一生会うことはない人が多い中で、13日間同じ船で生活する。そしてすぐに別れる。
たくさんの出会いと一瞬の別れで、久しぶりに胸がギュッと締め付けられました。(日本人旅行者との別れは、会おうと思えば会えるので淋しくない)
後半:南極ツアーにお得に参加する方法と抑えておくべきこと
南極ツアーの障害は『時間』『健康』『お金』の大別すると3つです。
まず、時間は行くだけも荒波のドレーク海峡を抜けるために、往復4日かかる。。。最短のツアーでも10日間はほしいところ。
拠点の街アルゼンチン・ウシュアイアと日本の往復を考えると、バケーション期間は最低14日間必要になります。
且つ、電波がないので普通の社会人には有給で行くのも少し、辛いところ、、、
解決策は仕事を辞めることが一番手っ取り早いです。🙌
『時間』は解決
次に『健康』
南極ツアーはハードです。
大荒れのドレーク海峡。極寒の南極。希望者はカヌーに登山にキャンプに海飛び込み。。。
解決策は普段から運動することです。
さぁ『お金』ですが、僕は定価の半額以下でツアーに参加しました。その方法と実際に南極に行くときに知っておいたほうがいいことを紹介します!
秘技①現地サイトの直前割を狙え
まず、僕はツアー開催の3週間前に南極行きを決めました。
南極ツアーに生きたい!から決済完了までの流れをお伝えします。
STEP1,ChatGPTに相談
唯一僕の持っている情報は直前割なるものがあり、めちゃくちゃ破格の値段で南極に行ける
だけでした。それを元に相談。
南極は定価100万~400万が相場です。
少しでも安くいきたい!!!!
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当たり障りのない回答で、参考にならなかったので、現地サイトで探してもらうことにしました。
日系の南極ツアーはググれば出てきますが、2025年1月現在、安くても150万〜ぐらい、、、↓
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STEP2,比較検討
大体情報収集の土台ができたので、比較検討フェーズです。
日付/値段/クルーズのクオリティ/航路の4つに絞り、比較検討です。これに関しては、人によって価値観は様々なので、存分に比較検討してください。
STEP3,エージェントに連絡
僕はこのサイトで最終的に決定しました。
南極の直前割が一覧で見れるサイトです。このサイトを含め3つの会社にそれぞれ見積もりを出してもらって、最終的に決済しました!
STEP4,保険に入る
南極ツアーは保険が必須です。もし、ツアーが中止になったり、南極で大怪我してヘリで救助みたいになったら、それだけで破産です。
エージェントに良さげな保険教えてくれって頼むと、6つぐらい候補をくれたので、一番安い保険会社で契約しました。
約3000円です。ただ、保証内容は充実の内容だったので決定。大体皆さん数万円の保険を契約しているので、無駄な出費は控えましょう!
秘技②あったかい靴下必須
南極は寒いです。どこが一番寒いかというと足元です。凍てつきます。奇跡的に足元は絶対に温めとけ!という情報を南極経験者から聞いていたので、すんごい温かい中華製の靴下をチリで購入してました。
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秘技③酔い止め必須
南極に行くにはドレーク海峡という恐ろしい海を渡らなければなりません。
もはや、行きにこの海を通ったときは、南極行きを後悔しました。
ドレーク海峡は「世界で最も荒れ狂う海域」と言われるほど、天候が非常に不安定です。
• 高波: 波の高さは10メートルを超えることも珍しくありません。
• 強風: 風速20~30メートル以上の猛烈な風が吹くことがあります。
• 急激な天候変化: 晴天が突然、嵐に変わることも。
とにかく酔い止めは持っていくことをおすすめします。(僕は他の乗客にもらいました⭐️)
さいごに。後悔したこと
これは、僕の7ヶ月の世界一周全体にも言えることですが、唯一後悔というか、『これやっておけばよかったなぁ』ということがあります。
ズバリ英語
この世界一周中50回は感じました。
喋れなくても大丈夫です。ただ、もっと流暢に喋れたら、もっと最高の経験になることは間違いないと感じます。
南極まで時間がある方はスピーキングの練習は必須です♡
さて、南極ツアーの魅力は伝わりましたでしょうか!?
なにか質問があればコメントいただければお答えします♡
YouTubeでも近日南極ツアーの詳細をUP予定なので是非チャンネル登録お願いします!
最後に南極の海に頭から突っ込む82歳のおじいちゃんの写真で締めます。
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Have a nice trip!!!!!!!!