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自己分析①

就職活動という今までの人生では経験しなかったサッカー以外の初めての壁に直面している。コロナ自粛と相まって余計きつく感じているのは自分だけでなく他の就活生も一緒だろう。


”初めての壁”と表現したが、それは今までサッカー以外の事はテキトーに決めてきたからだ。受験やバイトもそれなりで、真剣に悩まなかったから、ぶち当たる壁もそれなりだった。


せっかく時間があるから、今の自分がどんな事を考えているのか活字にして向き合ってみようと思う。

自分の就職活動はボストンから始まった。響きがかっこいい。笑

「地方創生」というキーワードが最初は自分の中にあった。
自分のサッカーで喜ばすなら誰を喜ばせたいか?なぜサッカーをするのか?という問いから、

”自分は鎌倉のためにサッカーがしたい”と思うようになった。ちょうどアメリカでしていた日本庭園のボランティアで、日本の事を説明する機会もあり、仕事でも鎌倉や地方をもっと海外に知ってもらえたら嬉しいなーというぼんやりした気持ちでスタートした。

しかし初めての面接はそんな甘いものではなかった。

地方創生というキーワードだけが先走りして、どうやってのhowを全く考えていなかった。正直当時の自分は企業をデカさや認知度でしか判断してなかったため、十分な動機を説明する事ができなかった。

自分の周りに流れる忙しなく動く革靴のカツカツという音が、自分の無知さや曖昧さをより一層強調したのを今でも覚えている。(ボストンキャリアフォーラム体験談)


日本に帰国して12月から就活を始めるという20卒では激遅、21卒では激早というスタートだった。就活を始めてから本当に多くの方々とお会いする事ができ、アメリカでの経験を遡っていくと次に出てきたキーワードは「IT」だった。レストランのアプリでお持ち帰り予約をしていたり、街中に電動バイクが置いてあったり、呼んでUberがどこまで来ているのかトラックできたり、こんな社会が実現したらいいなと素直に思った。サービスを提供する企業がもっとIT化を進められたらいいなと思い、そういう仕事を探した。

"企業を支えるITサービス"は思った以上にたくさんあった。今まで知らなかった言葉もたくさん勉強して、話せる範囲を大きくする努力をした。しかし、サッカーほど夢中になれるか、自分のしたい事は何か、どんなキャリアを描くか、に上手く結びついてこなかった。ようはゴールを決めないとどんな道を行くか、どこからスタートするのかが決められないという事がこの就活を通して身にしみて分かった。


今までは全く先を決めて戦略的に行動する事をしてなかった。アメリカに行く事も1年前に決めたし、鎌倉インテルとの出会いも突然だった。むしろその時にどう思ったか、そしてどう進むかを決めてきた気がする。

多分どっちも必要なのだろう。



話は変わってスポーツ、特にサッカーの話をする。そこまでサッカーを頑張った経験があるならスポーツの仕事をしたら?と言われる事が多かったが、自分は今までスポーツ業界に関する仕事を避けてきた。


正直に言うと理由は2つある。1つはスポーツ、特にサッカーしか知らない人間になりたくなかったから。もう1つは、所詮、主役は選手だと思っていたから。

こんな理由でスポーツに関する仕事がしたくなかった。


でも過去の自分が書いたnoteを読んでいると、アメリカのスポーツビジネスに感動した事や、アメリカスポーツにおける育成の事、試合=エンターテイメントになっている現状に驚いた事が書かれている。選手も主役ではあったけど、ファンをあれだけ楽しませる工夫は運営側も主役だと感じた。

自分はスポーツチームを運営する事に魅力を感じているかは分からないけど、スポーツの魅力をさらに高めるという点に自分は惹かれているのかもしれないと感じる。

ある有名な方から頂いた”スポーツを文化に”という言葉に惹きつけられたのも、スポーツが文化になっているアメリカで過ごした体験があるからではないかと感じる。


スポーツを文化にしたい、90分の試合を観に行くのではなく、スタジアムに入ってから出るまでを一つのエンターテイメントにしたい、というのが自分のゴールなのではないかと考えるようになった。


なら、アメリカではなぜそれが実現できていて、日本ではなぜ実現できていないのか、実現するには自分にどういう能力がなければいけないのかを次は考えたい。


サポートして頂いたお金はアメリカで誰もしたことがないような経験と挑戦をする為に遣わせていただきます。どのように遣わせて頂いたかはnoteで必ず紹介します。よろしくお願いします。