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イギリス旅行日記(1日目・移動日)②

いよいよ仁川~ヒースロー便。機内コンテンツをチェックすると、日本で見逃した映画があり助かる〜となったがほとんど日本語非対応だった。仕方なくソリティアをプレイ。数独やテトリスもプレイ。シンプルなパズルゲームは良いものだ。

ピンクの屋根が可愛い島。特定できなかったけど多分中国の青島らへん…?

機内食を選ぶと、韓国っぽいご飯とそうでないご飯の2択のようで、後者のチキンのものを選んだら、メインのフードにご飯も入っていた。そしてパンが付いている。日本人的にはパンとご飯を同時に出されるのはちょっと…となるが完食。生野菜があるのは助かる。チョコムースも美味しかった。

1食目

とりあえず元々日本で公開されたら見ようとしていた『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』を見始めたら寝てしまって、結局3回に分けて見た。めちゃくちゃ良かった、古き良きアメリカのハートフル映画の香りがした。寄宿学校にはドラマがある。

みんなが寝るので窓を閉めることになるが、たまーにご飯のときとかに外を覗いたら、分厚い雲の時は悲しくなる。様子の違う街を見下ろしたい!代わりにフライトレーダー的なものを何度も見た。ちなみに今回のフライトは、昼の韓国から日の長いヨーロッパへ向かうのでつくまでずっと外が明るい。途中、だいたい7時間半ぐらいたったところで下を見ると、めちゃくちゃ湖みたいなものがある。後で特定しようと思って写真を撮っておく。Google Mapで見て、断定はできないけどおそらくアラル海らへんだと思った。


さすがにこの湖的な白いものは↓と一致している気がする

2回目のご飯、体感的には夜ご飯に当たるもの。こちらも選んだものは、シーフード系のご飯で韓国飯ではないものだった。またケーキがついていた。太る。完食。

マジでサラダが嬉しい

合間に、今一番ホットな『ブリジャートン家』シーズン3のpart.2を見る。イギリス19世紀社交界への憧れが募る、でも自分が参加したいとは思わないけど…絶対に行き遅れ側なので…。(エロイーズたん!)残り数話は帰りの飛行機で見よう。

最後の軽食、ブリトーを食べたら白いロンTにこぼして赤いシミを作ってしまい幸先が悪い。トイレついでになんとかごまかした。トイレには2回ほど立ったが意外と我慢できる。

美味しかったけど…めちゃくちゃ汚した

睡眠時間をどうコントロールするか迷ったけど、最後の2時間ぐらいを起きているのが良さそうと思って、間で爆睡したらかなりいい感じだった。

水滴が凍ってきれい

ヨーロッパを横断しつつ、いよいよ島が見えてきて、ブリテン島に差し掛
かる。上から見える街の景色が全く日本と違いワクワクする。あぁ、本当に、ああやって家が通りを挟んでズラっと並んでいるんだ…。ロンドンには近づいてテムズ川沿いの主要な建物が小さく見えてきて感動していたら、真後ろの人たちが有名な建物が見える度に声に出してくれていてはからずもガイドを得た。

一番最初に見えた陸地、リバー・オーウェルとリバー・ストアがぶつかる場所
右下がシーウィックという街みたい
家の並びがとてもイメージしていたイギリス
ハイベリー貯水池。位置特定楽しい~
真上からみたタワーブリッジ!
ザ・シャード
ロンドン・アイ
ビック・ベンとロンドン・アイの共演
アルビオンリバーサイドビルという高級マンション、芋虫みたい
手前がハイド・パーク、奥がリージェンツ・パーク
街並みが本当に美しい…

ほぼ定刻通り、無事着陸。14時間近くのフライト、思いの外疲労感はない。寝付きが悪いので心配していたが、すんなり寝てしまった。ただ、寒かったのは結構しんどかったので、帰りはもう少し厚手の服を着たい。

クイーンズターミナルことヒースロー空港第二ターミナル
本当に!イギリスに!着いたぞ!

いざ降り立って目に入るサインなどにいちいち感動してしまう、かっこいい…。入国のカードは今は書かなくて良いみたい。保持パスポートに寄るのかな?日本は自動チェックみたいなレーンに含まれていて、安心したのにまた止められた…ビビる…有人ゲートでなんとか通過。「調子はどう?」と尋ねられるのにも、アワアワと回答。本当にヒアリング能力が欠如している。前から思ってるけど多分耳がやや良くない。(聴力検査では問題ない程度)

e-SIMは無事アクティベート出来た。溜まっていた通知がなだれ込むように来る。いらん通知がこんなに多いとは。日本の数人に到着の一報。

荷物はすぐに出てきたけど、今回のために買ったスーツケースはもう汚いね。あと、あんまり明らかに女感は出さずに他とかぶりやすい色を選んだら、見つけやすくてとてもよかった!トイレには入って、手を洗うところは石鹸と水とジェットタオルが全部セットなので安心したけれど、ジェットタオルの風量が爆風過ぎて泡が飛んでいった。これが日本ならば適切な風量だろうな〜と思ったり。

ヒースロー空港のフロアに出て、改めてイギリスについたのだな…としみじみ思う。コンビニの水が、韓国からまたさらに上がっている。円安、許さない。

さすがに大荷物の旅行者が多く、なかなかエレベーターに乗れない。いざ降りて地下鉄へ。ああ〜、UNDERGROUNDのあのマークだ。かっこいい。オイスターカードを購入して、£30チャージ。両替をしていないので、クレカが使えるかややドキドキする。

わー!!
地下鉄のヒストリーっぽいもの

ホームに降り立つと、さっそく掲示されている広告などが目に入る。イケてるなぁ。広告はどんどん写真に収めていく。いざピカデリーラインに乗り込む。街中間で特急的なものもあるけど、こちらが安いのでゆっくりと向かう。地下鉄内は丸みのある車体なので天井が低く狭く見える。そして暗くて汚い…窓にも落書きとかあるし、ゴミも落ちている。日本の鉄道は神だと再認識、ありがとう。そしてみんなでこれからもきれいに使っていこうね。

いちいちかっこよく見える
車体
窓が汚くて見えづらいのだけどカラーがきれいでかわいい@オスタレー駅

やや長距離だけど防犯的に寝るわけにも行かないので、持ってきたイギリスのオールジャンル紹介の本を読む、出発の2日前ぐらいに発売したやつ。が、窓から見える景色が既に『Theイギリス』なレンガづくりの家…めちゃくちゃかわいい…これを見に来た…。

めちゃくちゃイメージしたイギリス…
窓から見える教会らしき場所

座席は一つごとにしきりになる小さな手すりがあって、日本もはみ出しおじさん対策にこれを採用してくれや、と思ったけど、ふくよかな方が本当にキツそうに座っていて一長一短だな、と思った。横からちょっとお尻が見えていて衝撃である。あと、ロンドンの地下鉄(ピカデリーラインが?)暗い。車内が暗い、というか電気が点滅して一瞬消えかける。ポルターガイストっぽさがある。あと意外と車内が狭い。(これはラインによると後で気づいた。)郊外はまだまだずっと地上で進んでいき、外が見えてずっとワクワクしている。そして徐々に英国オタクをしていて仕入れた知識で、英国っぽい地名だな…という駅名になり、流石にサウスケンジントンまで来ると都市部だ!という気持ちになる。そして、どの駅からだったかはわからないけれど、地下に差し掛かると駅構内のデザインが各駅ごとに違った素敵なデザインになってくるのでいちいち見とれる。旅の中盤以降はそれを意識してたくさん写真を撮った。最初の移動ではコヴェントガーデンをスマホに残していたけど、多分これは地名に対する憧れ。(映画のロケーションなどでコヴェントガーデンがよく出てくる。)

ようやく、最初の目的地、キングスクロス/セントパンクラス駅へ。流石にこの地名には胸がときめいてしまう。とはいえ現実は、大荷物で地上に出るのにどこがいいのか慌てふためく。21時少し前、地上に出る。ああ!これがあのキングスクロス駅!そして、ハリポタの映画では外観が採用されているセントパンクラス駅!かっこよすぎる〜!!!!っていうか明るい〜!!!!!日本の夏の7時手前ぐらいだろうか、余裕で建物の写真が撮れる。そしてバンバン走るロンドンバス…わぉ……。

キングスクロス/セントパンクラス駅
キングスクロス駅
セントパンクラス駅
ロンドンバス~!ノースリーブやTシャツの人と、ダウンの人が混在する気候…
ただの街角がかっこいい
めちゃくちゃ良いアングル…!これで20時過ぎ

写真撮影もそこそこに、1個目の拠点となるホテルへ向かう。駅から5分もかからないくらい。そしてまず戸惑うのが、ロンドンの信号。なるほど、歩行者は基本ボタンを押して待つのか。ただ、事前に仕入れていた情報で、ロンドンでは結構カジュアルに信号無視して歩行者が渡っているとのこと、本当だ………。とはいえ怖いし荷物も大きいので丁寧に進む。ホテルのある路地に来ると、もう、建物が、かわいい。表の柵にお花がたくさん飾られている場所もある。かわいい。というか、全部この半地下っぽいところがあるのか…!英国の建物の本で読んだような光景そのものである。そして、このあたりの建物はみんなフラットなので、施設の境目がわかりづらく、該当のホテルを探すのに戸惑う、がなんとか発見!

近くのホテル

そして、ホテルの目の前はアーガイルスクエア……私の大好きなバニラズがMVを撮影していた場所なのだ!(これは本当に偶然。)

ワクワクしつつまずはチェックイン。優しそうなおばさまと、ロビーっぽいところに男性が。もらった鍵の頭の番号が消えかけており私達は「2」なのかと重い荷物を上に持ち上げる覚悟をする…上がりかけたところで、ロビーから声が!「C」らしい。下のフロアだそう。なんとか下のフロアまで降りて一番奥の部屋へ。ツインの部屋でとても清潔だし、思ったより広くて安心する。けど、入って感じた匂いがなれない匂いだ。くさいのではなくて多分清潔にした匂いなのだけど、日本人にはなれない匂いなので渡航の際は香り対策を何かしてもいいのかもしれない。

半地下…というか、地下フロアなのだけど、窓が中庭的なところに面しておりそこが吹き抜けになっていて、あまり閉塞感はない。上のフロアのテレビの音が聞こえる。(でも異国語なせいか雑音には感じなかった。)ベッドはあまり日本のホテルと変わらないが、バスルームに入ると、トイレの奥にガラス張りのシャワーで外国感がある。設備は、石鹸と人数分のボディソープ、シャンプー兼コンディショナー。日本のようにコップや歯ブラシがないのは事前になんとなく知っていた通り。バスタオル、フェイスタオルは日本と変わらない。コーヒーや紅茶のセットは充実している。あと、日本と決定的に違うのはコンセント。型の違いはもちろん、スイッチを押さないとオンにならないので、充電したつもりにならないように気をつけないと。

ある程度必要な支度をしたら、少し夜のお散歩へ。出口側から、キングスクロス駅の中を覗きつつ、駅の中央部へ。左右にお店があり、夜中まで動いている電車もあるので大きな電光掲示板を見上げている人達がポツポツといる。でもさすがに21時半過ぎ、まばらな人である。

キングスクロス構内
セントパンクラス駅までの階段
「wasabi わさび」は日本食の店らしい

コンビニなどがまだ空いているのを確認しながらなんとなく奥まで進んでいくと、9と3/4番線の撮影スポットが!(残念ながらコロナの影響でカートが撤去されてしまっている。)そしてまだギリギリ開いていたハリーポッターショップへ滑り込み。正直なところ、商品のラインナップは日本のスタジオツアーとは大きくは変わらなそうだった。日本のファンは恵まれている。とはいえ、この場所で買うことに意味のある、9と3/4番線のマグネットと記念チケットを購入。そして、まだフライトのふわふわ感に包まれた上がりきらないテンションで撮影をしつつ、以前日本のスタジオツアーで作った杖を持ってこなかったことを後悔。直前まで、入れなきゃとは思っていたんだ…。駅の奥側にある、9番線と10番線だけの入り口の前で、記念チケットを撮影して、いつかホグワーツ特急に乗れることを願いました。

ハリポタショップ
ショップ店内
9と3/4
パッケージが本当に大好き
念願の場所で記念撮影…だけどカートが撤去されてるのが残念
記念切符と9-10番線ホーム
駅にある花屋が夜でも色鮮やか

外に出て、セントパンクラス駅の外観を眺めながら歩いていたら、Googleのロンドンオフィスを通り過ぎる。さすが国の中心地だ。本格的な夜ご飯は食べれていなかったことに気付いて歩いていると、駅の中に『M&S』の文字が。マークス&スペンサー、イギリスの成城石井みたいなスーパー。早速たくさんの英国本でなぞってきた、この国のチェーンに出会えて嬉しい。ここでご飯を買うことに。どうやらイギリスの小売店には、Main・Snack・Drinkの三点セットで買うと割引になるシステムがあるみたいだ。3点で6ポンド=1200円ちょっと。決して安くはないが、高い高いと覚悟していた中で、M&Sのランクでそれなら案外悪くない。サンドイッチも多いが「チキン、トマト、バジルのショートパスタ」「チェダーチーズとオリーブ」「水」をセットにして、ちょっとおまけにM&Sオリジナルの小さなポテチを買う。

レジは基本はセルフレジでカードオンリーのようで、とりあえず画面に従ってスキャンしてみる。が、お会計が想定以上に高い。三点セットは勝手に適用されるのかと思ったけど違うのか…?店員を呼んでもうまく伝えられないので、もうポテチをキャンセルで伝えようとしたが、三点セットにしたいことが何とか伝わって処理してくれた。いきなり焦った。テンパって翻訳アプリを起動することもできず情けない。。。ありがとう、夜遅くに働く店員さん。

初のイギリスご飯

戻って早速ご飯を食べる。もうほとんど23時だが、日本基準なら朝だしな(?)味は・・・・・・まあ、まずくはない。が、決して美味しくはない。日本で成城石井クラスでこの味だったらショック・・・とツイートしているところである。ショートパスタは味が雑で、オリーブとチーズは味が濃すぎる。後者は国民の味の好みの問題かもしれないが。とはいえ、これもイギリスだ!という気持ちになった。

シャワーを浴びるが、この真上から降ってくるシャワーはあまり得意ではないな…と思いながら、手持ちのシャワーを使う。そして、イギリスは日本のように水が潤沢ではないので、貯まるのに時間がかかる、とあった注意書きを加味して、友人の為に控えめに水を使うことにした。とはいえ、清潔なシャワーを浴びられているだけで大満足である。ブリトーで汚したロンTも持ってきた洗剤で総洗いして干しておいた。

イギリスのテレビ番組を少し見たりしてようやく就寝。持ってきた湿布が本当に心地よい。部屋が寒いなと思いつつ、寝つきの悪い私もさすがにすぐに眠ってしまった。


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