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【読書の記録】① ココア

こんにちわ、こんばんわ!今回は最近読んだ本のお話をしようと思います。その本は青山美智子さんの「木曜日にはココアを」です。

この本は連作短編集になっているのですが、一つ一つのストーリーにも全体のお話にも心がフワッとした気分に、まるで自分までもが優しくなれるかのように感じました。

一つ一つのストーリーは全て違う人の目線から書かれています。カフェの店員、そのカフェのお客さん、幼稚園の先生、等々様々な人、目線から。ですが、みんな弱い部分を持っていて、悩みを持っていて、完璧ではない人たち。

でも、その人たちはお互いに助け合うように少しずつつながっているのです。そんな姿が読者に助け合いの大切さを伝えようとしてくれているような気がします。

そして僕が感じたのは、読者の構成の面白さです。読んでもらえばわかるのですが、一つのストーリーに主人公は一人で弱い部分が描かれているのですが、その主人公を助ける人が次のストーリーの主人公になっていくのです。なので、やさしさを見せた人の弱い部分を次のストーリーで読むことになるのです。この構成のおかげでより一層人物像が想像しやすい形になっている気がしました。

本を全体として読んだときには、人のやさしさを感じさせてくれるはずです。それと同時に、小さな出来事を大切にしよう、人とのつながりを大切にしようと思わせてくれるはずです。読み終えた頃にはとてもフワっとした優しい気持ちになっていているはずです。もしかすると自分が優しくなっているのではないかと思うくらいに。

そしてココアが飲みたくなっているはずです。

僕は、この本を一人で頑張ろうとしている人、忙しくしている人を中心にたくさんも人に読んでもらって、一人でも多くの人にやさしい気持ちになってほしいと思います。

とても分かりにくい文になっていますが、この本の良さは読んでもらえばわかると思います。なので、

是非読んでみてください。

読む際には、ぜひココアをご用意くださいね。

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