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デジタルデバイスとの付き合い方で本当に大切なこと

【まとめると】

  • スマホやPCとの付き合い方で本当に大切なのは、「明確な目的意識を持つ」ということ

  • 「目的意識を持つ」とは、自分が今そのブラウザやアプリを使って何をしたいのかを常に言語化すること

  • なぜ使うのかということが明確になっていれば、細かい使い方はあまり重要ではない




デジタルデバイスとの付き合い方で本当に大切なこと

ちょっとした待ち時間にInstagramを確認したら、気づくと30分が過ぎていた ー
このように意図しない形でスマホやPCに不必要に人生を奪われていると感じ、デジタル機器との付き合い方を考えなければならないと感じたことのある人は多いのではないでしょうか。

私もその一人でここ数年、様々な方法を試してきました。デジタル依存からの脱却をサポートしてくれる色々なテクニックやツールがあり、実際にその多くは有用だと思います。

しかし、この頃、大切なのは細かいルールやテクニックではなく、一つの考え方なのではないかという風に思うようになりました。



目的意識を持ってデジタルデバイスを使う

それは、「明確な目的意識を持ってデジタルデバイスを使う」ということです。

当然ですがアプリやネットを使うことそれ自体は悪ではありません。

同じ決済でもわざわざカバンから財布を取り出し、小銭を数えながら支払いをするのと、スマホ上の決済アプリを読み取って貰うのと、どちらが効率的かは明らかです。

自分の時間を奪われないためのテクノロジーとの付き合い方が課題になっていますが、そもそも(当たり前ですが)デジタル機器自体は、不要な手間を省き、時間を生み出してくれるはずのものなのです。

それが絶え間ない通知や関係のないコンテンツによって時間を奪われてしまっている、と感じてしまうのは、気づくと本来の目的とは関係のないことまで”させられてしまっている”という状態だと言えます。

このあまりにも当たり前のことに気づいたのは、一時期、スマホ・PCの使用をできるだけ控え、紙のノートなど、可能な限り”アナログなもの”に置き換えたことがきっかけです。

改めてデジタルツールに戻した際に、普段膨大な時間をかけてやっていたいくつかのことが、圧倒的にスマートにこなせることを実感し、問題はテクノロジーそのものではなくそれを使う姿勢なのだ、と再認識させられました。


「自分が何をしたいのか」を言語化する

「常に明確な目的意識を持ってデジタルデバイスを使う」ということは、もう少し丁寧に言うと、スマホやPCを使う必要がある際に「今自分は何のためにそのアプリ等を使っているのか」ということを頭の中で言語化することです。

例えば、リモートワーク用の疲れないチェアをネットで探したい時は、「自分が今やりたいのは今月買い換える椅子の候補をリストアップすることだ」という目的をきちんと言語化してからブラウザを使うことです。

目的がきちんと言語化さえされていれば、自分にとってきちんと助けになる形でデジタルデバイスを使うことができている、と私は考えています。

そして、たったそれだけでも、気になる関連ページ(例えば、「作業が捗る!リモートワーク部屋のアイデア集」など)や関係のないアプリの通知に目を奪われてしまっても脱線することなく、自分が本来やりたかったことにグンと集中しやすくなります。



より目的を言語化しやすくするために

とはいえ、そもそも数えきれない通知や広告の中でやるべきことに集中するのが難しいからデジタルミニマリズムといった考え方が注目を集めるもの。

目的を意識するだけ、といってもそこが一番難しいんだよ、と言われてしまっても無理もありません。

そこで、そういった目的の意識化を助けるために自分が心がけていることをいくつか紹介します。(「他にこんなやり方もあるよ」などあればぜひ教えてください)

・ToDoとして書き出す
普段私はその1日にやりたいタスクをリスト化しているのですが、何かスマホやPCを使ってやることがある場合は、簡単なことでもそれもタスクとして書き出してからやるようにしています。
(例えば、「週末に友人と行くレストランを調べる」、「家計簿アプリを更新する」など)

そんな細かいことまでいちいち・・・と思われるかもしれませんが、この一手間が本当にやりたいことに集中する上で大きな助けになってくれている感じています。普段Todoリストを利用されているのであれば似たようなことできるかもしれません。

・気になることは一旦メモして「寝かす」
ブラウザやアプリなどで作業していて、どうしても他のことがチェックしたくなることもあるかと思います。そういった際は、その気になることをすぐに確認するのではなく、いったんメモとして書き出し、「寝かし」ます。

そしてしばらく経った後でも本当に必要なことだと思えれば、先ほどのようにタスク化するようにしています。

・どうしても難しい場合はデジタルデトックスなども一つの手
とはいえ、気づくとスマホに手が伸びていて無意識にSNSを開いている、というぐらいに慣れきってしまっている状態では、こういったテクニックを使っても意識化するのは難しいことかもしれません。

そういった場合は、巷で言われているように、まずはしばらく生活に必須ではないデジタル機器の使用を一気にやめてしまうのもありです。

実際にやってみると分かりますが、しばらく使用を控えてみると、その後はスマホなどを使う際にかなり意識的になることができます。

そのような状態まで底上げできれば、目的意識を持つということもよりやりやすくなるのではないかと思います。


大切なのは「どう使うか」ではなく「なぜ使うか」

生活の質を損なうことなく、どうデジタルデバイスと付き合っていくか、ということについて様々なテクニックやTipsを耳にします。

私が一番お伝えしたかったのは細かなやり方やルールにこだわるより、「何のために使うのか」ということが最も大切ではないか、ということです。

逆に言えば、その根っこの部分さえきちんと明確にできていれば具体的にどのように利用するか、という点は実はそこまで重要ではないとも思います。

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