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#キャンピングカーで医療現場を支援しよう というクラウドファンディングを私が立ち上げた本当の理由

こんにちは、Carstay株式会社 CEOの宮下晃樹です。

今日、人生初めてのクラウドファンディングに挑戦することにしました。

#キャンピングカーで医療現場を支援しよう というプロジェクトです。

このnoteでは、この企画を私が立ち上げた本当の理由について書きます。

 

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年始に書いたnoteで、私は今年クラファンに挑戦することを宣言しました。

当初描いていたのは、"世界で1台だけのDIYキャンピングカーをみんなでつくり、シェアする"という企画で、実際にプロジェクトの申請をクラファン サイトに完了していたところでした。

そのときは、まだ2月上旬。日本国内でも新型コロナはまだまだ広まっておらず、誰もが好きなときに、好きな場所へ出掛けられた前の時代。

Carstayでも、車中泊スペースのシェアサービス「カーステイ」の予約はまだまだ伸びており、3月以降も新型コロナを追い風に、人里離れた場所への隔離された旅のニーズが膨らんだことにより、予約数は増加。

キャンピングカーのP2Pカーシェア「バンシェア」の公開も目前で、企業や自治体との連携も加速していました。

しかし、状況が明らかに変わったのは、Xデー 4月7日


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史上初の緊急事態宣言の発令。

いつ終焉を迎えるか予測できない、新型コロナ時代に突入しました。

旅やアウトドアはまさに"不要不急な外出"であり、3月の状況と一変してCarstayでも予約キャンセルが相次ぎました。

また、アウトドア業界全体としても壊滅的な状況で、このままでは、新型コロナが収束し、やっと人々が移動の自由を再び手にしたとしても、そのときには日本中のキャンプ場が閉鎖しているのでは?と思うほどでした。

そこで、アウトドア業界に属するスタートアップとして、なんとかこの危機的状況を乗り切る方法を模索していた際に、ある記事を見つけました。


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海外ではキャンピングカー(RV)がシェルターとして医療現場を支えている。

この事実を突きつけられたとき、私の心は様々な感情で溢れました。

今は自社利益だけ考えている場合ではないのではないか?

新型コロナが早く収束すれば業界全体として復活できるのではないか?

今このコロナに最前線で闘っている医療従事者の力に私たちもなれないか?

キャンピングカーは可動産として「動くシェルター」になるのではないか?

業界団体(JCTA)の理事として、責務を果たすべき時期は今ではないのか?

何よりも、より良い世界をつくるために起業したのに、

人類にとって危機的な状況にも関わらず、今動けないでどうするんだ?

「まずは動こう。企画を立ち上げよう。細かいことは後から考えよう。」

社内のホワイトボードに、アイデアが書かれては消され、書かれては消され、を繰り返した後、1つの企画の骨子が出来上がりました。

「名前は分かりやすく、VAN SHELTER(バンシェルター) でいこう」

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正直に言えば、私は医療についてあまり詳しくなく、特にこれまで課題感を感じたこともありませんでした。

なので、当初「バンシェルター」というアイデアは、"きっと意義があることなんだろうな"という仮説でしかなかったのが本音です。

しかし、学生時代からの友人の医師に相談したところ、確かにこれはニーズあるかもしれないから病院紹介するよ!と言ってもらい、実際に川崎市立井田病院へキャンピングカーを持参したときに、仮説が確信に変わりました。

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「緊急事態で非常に困っていたので、大変ありがたい取り組みです」

「キャンピングカー初めて乗りました。電気水道が付いてるの助かります」

その言葉を直接、医療従事者の方々から言われたとき、自分の中で大きな課題感と使命感が芽生えました

いつまで続くか分からない、この新型コロナという未曾有の大災害で、人類の存亡をかけて、最前線で昼夜問わず戦ってるのは医療従事者の方々であり、今彼らが求めているものの1つが隔離されたシェルターなんだと。

その後、すぐに社内のエンジニア・デザイナーチームとともに、特別プロジェクトとしてクリエイティブを制作、突貫工事でLPを1日で作りました。

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「よし、土台は出来たぞ。次は仲間を集めよう。」

私が真っ先に相談したのは、起業当初、年配の方々が多いキャンピングカー業界の中で、若造として浮いていた私を業界団体(JCTA)に拾ってくれた、CarLife Japanの野瀬さんでした。

「やりましょう。キャンピングカー・バンライフ・モビリティが防災に役立つことを、一緒に証明しましょう。」

二つ返事でOKして頂き、本プロジェクトを共同運営頂けることに。

そして、一気にプロジェクトが加速し、早速、キャンピングトレーラーMobihoを提供する ワンズレンタカーさま 、都内最大級のキャンピングカー車両をもつ Japan Road Tripさま 、日本全国1万7千台のレンタカーを提供する ニコニコレンタカーさま 、新型リチウムイオンバッテリーを開発するMoving Baseさまにスポンサーとしてご支援頂けることになりました。

また、一般社団法人日本カーツーリズム推進協会(JCTA)、および、医師同士の質問解決プラットフォームを提供する アンターさま がサポーターになって頂けること。

さらに、世界中を旅するご夫婦 タビワライフさま のご協力により、#キャンピングカーで医療現場を支援しよう をテーマに第一回ウェビナーを開催し、日本全国でプロジェクトにご協力頂ける仲間たちができました。

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また、有難いことに、本日発表したプレスリリースにより、数多くの企業さま・医療機関さま・メディアさまからお問い合わせを今頂いております。


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そして、「バンシェルター」にご協賛・協力していただけるアウトドア業界の会社さまに対しても、何か私たちが貢献できることはないか?

さらに、アウトドア好きな方もそうでない方も、自粛疲れして、新型コロナの早期収束を願っている方々も多いはず。そんな人たちの中には、何か自分も役に立ちたいけど、まだ何も出来ていない、もどかしい想いを持った方もいるのではないか?

そう考えた時、初めてクラファンをやろうというアイデアが生まれました。

ボルヴィック社の「1ℓ for 10ℓ プログラム」のように、新型コロナ早期収束を願う人たちの想いを、医療現場に届ける仕組みが作れるのではないか。

具体的には、クラファン支援者が新型コロナ収束後のアウトドアの楽しみを予約すると、その予約金が原資となって、医療現場にキャンピングカーが届けられ、安心安全が確保されたシェルターとして医療従事者が休むことが出来たり、不足している病床・診察室・休憩所などに活用頂き、結果的に、みんなの力を合わせて、新型コロナの早期収束に貢献出来るのではないか

そんな想いで  #キャンピングカーで医療現場を支援しよう をつくりました。

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私が毎日、何回も自分の心の中で呪文のように唱えている言葉があります。

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そうです、私が1番好きな漫画、スラムダンク桜木花道の山王戦の台詞です。

そして、そんな私ですが、この記事を読んで頂いてるあなたに向けて、今まで(多分)1度も言わなかったお願いがあります。

私からの一生で一度のお願いです。

あなたの力が必要です。

あなたに今回のプロジェクトにご支援・協力頂きたいです。

人生初めてのクラファン、目標額は無謀とも思える1000万円。

約2万円のご支援で、キャンピングカー1台を病院にお届けできます。

期間は6月15日です。リターンは少しずつ追加していきますが、どれも数量限定ですので、お早めにご予約頂けたら大変嬉しいです。

また、クラファンの支援はちょっと...という方もいらっしゃると思います。そんな方も、もしこのTweetをシェア頂けたら、大変励みになります。

1台でも多くのキャンピングカーを、

1つでも多くの病院へお届けし、

1人でも多くの医療従事者さまの役に立ち、

1人でも多くの命を救い、

新型コロナという悪夢から、

また、あの楽しかった日々を、

ふたたび私たちが取り戻すために。

ご支援ご協力のほど宜しくお願い致します。

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ここまでお読み頂きまして、誠にありがとうございました。

もし、キャンピングカーの貸出をご希望される、医療機関・自治体さま、キャンピングカーをご提供頂けるオーナーさま、ご協賛・ご協力頂けるスポンサー・サポーターさまがいらっしゃいましたら、van.shelter@carstay.jp までご連絡頂けましたら幸いです。

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4月からCarstayの正社員として転職し、本プロジェクトをエンジニアとして推進しているYurinaの記事はこちら👇

2020. 4. 20 


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