資金調達までの軌跡 #CarstayDiary
こんにちは、久々のnote更新です!
先ほどCarstay株式会社の資金調達を発表させて頂きました。
今この瞬間の感情を切り取り、未来永劫に残すべく、備忘録も兼ねて筆をとってみます。
思えば、監査法人を退職して、独立してからちょうど3年になります。
振り返ると、独立して2年間は真っ暗なトンネルを走り続けていました。
NPO法人SAMURAI MEETUPSを創業し、何か社会にとって大きな価値があるものが生み出せたのか?と言えば決してそうとは言い切れず、自身の未熟さゆえにソーシャルセクターに関わってくれた人たちの期待を超えられず、理想と現実のギャップを埋められずに、ひたすらもがいていた日々。
独立時に溜めていた貯金も底をつきそうになり、一時期、毎日12時間くらい寝ないと起きれない時期もありました。
そんな日々で、大きな転機となったのは、2018年6月にCarstay株式会社を起業したことでした。
なぜなら、自分の人生を賭けてでも、自分の足りないスキルを補ってくれる仲間である、現CTOのSang、CSOの岩本と出会えたからです。(↑のfacebook投稿がキッカケでした)
よくスタートアップは、まず「ヒトの壁」にぶつかると言われますが、幸いなことに、自分と同じリスクをとってくれる優秀なメンバーに恵まれたことは、私の人生の中で最も幸運だったことの1つです。
(自分でコードを書けないのに、事業内容に”スマホアプリの開発”と書いて、1人で法人登記してから仲間集めをしたので、いかに私がラッキーだったか分かると思います。笑)
さらに、NPOでの原体験から掲げた「快適な移動と感動体験を創出する」というCarstayの理念に共感してくれて、プロジェクトに関わってくれているメンバーも、デザイナー、エンジニア、広報、ライター、翻訳、会計士、と徐々に増えていきました。
そうこうしているうちに、「お金の壁」にぶつかりました。
今後の展開を見据えると、明らかに資本増強が必須でした。さらに、創業メンバー3名ともスタートアップ経験がなく、メンターとなっていただける方も探していました。
実は会社を創業してから、十数名ほど投資家の方にはお会いさせて頂きましが、プロダクトがない中で、事業の価値を上手く伝えることが出来ず、ご縁を頂けませんでした。
そんな中、プロトタイプ版の「Carstay」を昨年9月にリリース。
正直とても不安な気持ちのまま、この日を迎えたのを今でも覚えています。
そして、アクセラレーションプログラムにも落ち続け、銀行借入も断られ、親に頭を下げてお金を借り、気分が沈みそうなときも、創業メンバーで励まし合いながら、2019年1年の本リリースまで、自己資本で8ヶ月間食いつないで来ました。
なぜそこまでやるんだ?と笑われたこともあります。
でも1ミリも諦めませんでした。
なぜなら、必ず実現したい未来と、最高のチームという恵まれた環境がある以上、絶対にやり遂げる自信があったからです。
そんなときに、奇跡的なご縁をいただいて、ライフタイムベンチャーズの木村さんと、メルカリの原田さんに出会うことができ、今回無事にシードラウンドでの資金調達を行うことが出来ました。
先日、実際に銀行口座にお金が振り込まれたのを預金通帳で見たとき、無意識的に急いでオフィスに戻りました。
もしかしたら、感動して、泣いたりするのかな?と自分に期待したのですが、何よりも、とにかく早く仕事がしたかったんです。
誰かに期待をして頂けることって、とても有難いことだと思っています。
人によっては、それをプレッシャーに感じたり、萎縮してしまう方もいると思いますが、どうやら僕はそれを熱量に変えられるタイプみたいだ、ということに、そのとき気づきました。
そして、茨城県つくば市にて、自治体初のCarstayのイベント導入、OYO LIFE社との提携、国内最大手のスキー運営会社、マックアース社との提携 を発表させて頂き、さらに今後の展開に向けて、事業が加速し続けています。
さて、平成ももう終わります。
平成最後の春、Carstayはとても大切なお金と期待を投資頂きました。
そして、CarstayはNext Stageへと進みます。
これまでは「車中泊」のサービスでしたが、
今後は「VANLIFE(バンライフ)」のプラットフォームとなるべく、
これから、
多言語アウトドアメディアや、
車中泊できる車が予約出来るサービス
を展開していきます。
また、Carstayと一緒に、
未来の旅と暮らしをつくる、フロントエンドエンジニアを募集しております
ので、ぜひ興味ある方は門を叩いてみて下さい。
令和元年を、VANLIFE時代の始まりへ。
ここまでお読み頂き、誠にありがとうございました。
引き続き、Carstayをどうぞよろしくお願いいたします。
2019.04.25
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