自分にとってブレーキになっている過去の出来事にはたらきかけるEFT
自分にとってブレーキになっている出来事の悪影響を緩和する治療法がある。それはEFT(Emortional Freedom Technique:感情開放テクニック)というものだ。
EFTは顔や胸など、身体のツボを決まった手順で叩きながら、過去の出来事について思い起こし、言葉を発しながら感情を感じきり、吐き出す方法である。
タッピングセラピーやエネルギー心理学と呼ばれるものの一種で、理論としては東洋医学に基づいている。
ツボを叩くと感情のエネルギーが流れやすくなる。怒りや悲しみといった負の感情(エネルギー)を感じながら、ツボを叩くことで負のエネルギーを流して正常なエネルギーに変換する。つまりツボを叩きながら感情を感じ、流れずに滞った負のエネルギーを流せるようにし、思考によるエネルギーのパターンを変化させようとするものである。
科学的根拠もあり、実際にEFTを行った前と後を比較すると後の方がストレスレベルが下がっている。
・効果
日々のストレスや、過去の傷を癒やしたい人、不安や恐怖症に効果的で、ストレスレベルが下がる。
言葉を使うと潜在意識から感情などが深いところから上がってくるので、自己理解がしやすくなる。自分でも自分の感情がわからなくなることがあるがその対策もできる。
・手順
過去のどんな出来事についてEFTを行うかを話し合って決定する。
セラピストの人がツボを順番に叩きながら
「~~ということがあったけれども、私は自分を理解し受け入れます」
というようなフレーズをセラピストが言うのでそれに続いて自分でも復唱する。
フレーズや言い方などはセラピストが言ったことを繰り返せばいいので特に言葉を考えなくていいし、ツボもセラピストの人が刺激してくれるので基本的にはセラピストに身を任せればいい。可能であればその過去の出来事をイメージしながらEFTを受けるといい。
・注意事項
思い起こすことすら苦しい場合は無理に行わないほうが良い。
声に出さなくても良いが、できればセラピストに続いて復唱した方が治療効果が高い。
一人で行うセルフタッピングもある。しかし自分で取り扱うのが難しいと感じる問題は専門家を訪ねたほうが良い。
・まとめ
自分の過去の出来事やトラウマについて、細かく分析しなくてもストレスレベルを下げたり、悪影響を減らすことができる治療法がある。一見するとツボを叩きながら言葉を復唱するだけなので本当に効果があるの?と疑問に思うかもしれないが科学的根拠に基づく方法なので実施する価値は大いにある。
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