002 DIS LOVE SONG
人はみな、人の上に立っている。
その上にも、また人が立つ。
社会とは、組織とは、そういう構図だ。
下で支えるもの、上で導くもの。
下で支えるものにとって、上に立つ人間の信頼性はとても重要である。
ミクロの世界からマクロの世界まで。
俯瞰して見ても、上に立つ人間の力量いかんで、その組織はどうとでもなる。
私は、高校の教員という超組織に属している。
私立であっても、公立であっても、日本国の文部科学省という組織を筆頭に教育というテーマで、巨大なシガラミの中に身を置いている。
一方で、私は組織に属することが昔から苦手な人間である。
組織に従順になることができないし、
一から十まで文科省&上司のことをホイホイ鵜呑みにする、
そんな教師はクソくらえとさえ思っている。
媚びを売ることも苦手である。
売れるものなら媚を売りたい。
そっちのほうが賢い生き方なのも分かっている。
でも、私は媚びが売れない。
これは、親父のせいだ。
親父もまた、大学という超組織に属していたが、私と同じ質だったため、たくさん損をして、たくさん苦労をしている姿を見てきた。
もちろん、組織全体が建設的に前に進むべき時は、歯車となろう。
下敷きになってもいい。
でも、現実はそうした場面よりも、
一個人の名誉や地位といった大人の都合や取引のために組織が動かされることが多いのだ。
それは、学校という教育をつかさどる組織でも同じことが起こる。
理想主義かもしれないが、
そんな働き方をする大人たちを見て、
日本の子どもたちが、
どうして希望を持って、主体的な人間に成長できるだろうか。
未来を生きる若者よ。
もっと、
もっと、
出る杭になればいい。
同調を強要し、
出る杭を打ち続ける、
大人たちに言ってやれ。
「クソくらえ。」
そんな曲です。
DIS LOVE SONG。
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