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ご飯を食べることすら大変だった入園時。急成長を遂げた息子の運動会。

4月から保育園に通い始めた息子(チャッピー=お茶で幸せの意味のあだ名)がいます。(ハズバンド(夫)が茶師なのでこのあだ名でお腹の中から呼んでいました)

保育園の初めの1週間は9時につれて行って、10時半に迎えに行くまでの1時間半の間、チャッピーはずっと泣き続け、保育士さんから離れずでした。(トホホ)

胃と食道が繋がっていない状態で産まれてきたチャッピーは、誕生後すぐに手術を受けて、食道と胃は繋がったものの、初めは唾も飲めず、もちろんお乳も口からは飲めず、スプーンで舌を刺激するだけのリハビリを退院してからも5ヶ月くらいまではしていました。

そして味を舌に慣れさせるために、小さじ5杯くらいのミルクやジュース。

栄養は胃ろうからミルクを注入していました。(2時間おきに1時間半くらいかけて)

口からしっかり食べれるようになったのは、1歳半くらいからです。

しっかりといっても、形態は同じ年齢のこと比べたら、離乳食レベルの柔らかいものや刻んだりという処理は必要でした。

入園当初も、硬めのご飯やお肉、繊維質の野菜などは喉に引っ掛かり、食べるのにも1時間半ほど付きっきりで、ゆっくりと食べさせていました。

それでも、喉につまらせる事が多く、指を突っ込んで吐かせる。という事が度々。最初は、詰まったらこちらも焦って、病院に電話して指示を仰いだりしていたけど、徐々に詰まりそうな物や、詰まったときの対応などもわかってきて、大丈夫かなと思い保育園に通うことにしました。

入園の際に、病気の事、手術のこと、術後の様子や、今食べられる物や、状態、詰まったときの対応などを、細かく絵や文章にして保育士さんたちに説明しました。

幸い、チャッピーが入園した保育園は、私も通園した保育園で、私がいた頃からの保育士さんもいれば、私の幼なじみも保育士として働いているところです。

みんなよく理解もしてくれて、大きなおかずは刻んだり、とろみをつけたりと対応してくれて、あまり気負わずとても頼りになりました。

それでも毎日、保育園のお昼の時間になると、詰まったと電話がかかってこないだろうかとひやひやもので携帯を気にする毎日でした。

でも、さすが保育士さん。一回は詰まったようだと電話がかかってきたけど、電話越しに対応して、それ以来は、上手に食べさせてくれているのです。

チャッピーも給食が楽しみな様子で、おかわりもよくしていると聞いた時には正直驚きました。と同時にとってもうれしかった!

話はちょっと脱線したけど、そんなスタートだった保育園生活も最近では楽しみにしていくようになっていて、運動会で踊るダンスやかけっこの練習は家でも、ずっとしていました。

運動会の本番はいつもの園庭ではなく、初めての場所(体育館)で緊張もして、たくさんの親の前で爆音が流れていたので

『これは泣きそうだな〜』と思っていたら、入場は保育士さんに抱っこされて号泣しながら登場。(泣)

でも、その後は、音楽が流れ始めると泣き止みダンスを踊り、終わるとまた号泣。

号泣→(泣き止む)かけっこ→号泣→(泣き止む)ダンス→号泣→(泣き止む)行進となんだかんだでやり遂げたのです。

チャッピーがみんなと同じように帽子をかぶっている姿を見るだけで感激して号泣してしまいました。

こんな姿が見れる日が来るとは嬉しくてしょうがなかったのです。

産まれた時から、何回も手術をして、毎食食べることもリハビリで、色んな痛い思いもたくさん乗り越えて、本当に頑張ってるなあといろんな想いが溢れ出て。

よく、運動会や発表会で親が泣いているのを見ていたけれど、実際に、自分がこの立場に立ってみると、その気持ちわかりすぎるほどよくわかるのです。

子供の運動会がこんな面白いものだとは、初めての気持ちになったのでした。

あー、いいもの見せてもらった。



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