見出し画像

「羽振りの良さ」は技術的な問題かもよ

手放しに金に糸目をつけない人はいない

手放しに金に糸目をつけないという人は見たことがない。むしろ、意外と稼いでる人、資産をもっている人ほど、よく言えばきっちりしている、悪く言えばゲンキンだなと思うことがある

稼ぎと羽振りの良さは相関する。でも比例はしないと思う。貧乏学生だった頃から、Giveの精神に溢れる友人がいて驚いた。自分は彼のようにはなれない。やっぱりコスパとか、リターンとまではいかないけどそういった俗物的なものを考えてしまう

その中で、自分のその俗物的というかゲンキンなところ?は変えられないけど、やってみて習慣が変わったことがある。家計簿つけること、そして特に予算を決めること

時間よりも金はコントロールしやすい

日々は結局時間とお金をどう分配するかで積み上がっていく。時間は主に仕事にドライブされるが、そういう生き方を選んでいるのは自分。でも現実的に、じゃあ午前は働かないんだといったことが認められるケースは多くはない。一方で、お金に関してはもう少し自分にコントロール権がある

羽振りが良い、というとなんだかバブリーな感じがして嫌だけど、おごってもらって悪い気がする人はそんないない。でも、それが無理している感が出てしまうと、親しいほどわかってしまってつらいし、態度に出たりもする(高級ドリンク頼んでないか目くじらを立てるとか)。でも自分の予算の範疇だったら気にならない。いくらくらいまでならいいやって感覚がないと、起きて正気になって後悔する。おごったという事実は変わらないんだから、どうせなったら清々しくいたい。きっとそれは態度にも出るわけだから

解決策: 家計にも予算を

なので、予算を立てるのがいい。飲み代もそうだし、そのためランチは節約するとか(別に一人で食べるランチにそんなお金使う気ない人は意外と多いのでは)。全方位に羽振る必要はないのだ。一点突破ができるよう、そこは自身で調整する。そのためにも予算を立てることをおすすめする

給与日を起点に30日で、項目を決めると良い。いくら使うかわからんという人は仮でいいから数値を入れると良い。1-2ヶ月やって考えようだと、結構形骸化するので何かしら数値を入れること(KPI構築と一緒)。基本になるのは: 食費、家賃、交通費、貯金 あたり。まずは増やしすぎない方が良い

注意点とtips

・「交際費」は曲者。飲み会もそうだし、旅行や人への贈り物も入ったりする。ブラックボックス化すると結局評価ができない。ので、自身の生活にあわせてある程度分解するのをおすすめする。自分は「飲み会」「スポーツ/アウトドア」「旅行」等に分けている

・食費は1日XX円 x 30日で設定するのがおすすめ。そうすると日々の中でも「昼は1500円使ったから夜はおさえよう」みたいな思考になり、ヘルシー。飲み会にいくと一気に数値がブレるので、自分は飲み会は別計上している(細かい話をすれば、2000円は食費からカバーして3000円を飲み会予算から出すみたいにしたりする)

・予算項目としておすすめな項目、「ギフト」「お祝儀」「ふるさと納税」「医療費」。これらは毎月の予算or毎月定額を積み上げる形としている。

ギフト: ギフト予算があると、勿論相方の誕生日に向けて貯めとこうというのもあるし、友人の誰々が誕生日だから小さいもの、スタバのギフトカードあげようみたいな思考に構造的になりやすくなる。こういった行動が予算の消化という観点から生じてると口に出せばあまりいい気がしないものだが、結局もらうものというよりも思い出してくれることが嬉しいから、結果として皆ハッピー
お祝儀: お祝儀も似ている。友人の結婚は心からうれしくてお祝儀も喜んで包む。包むけど、純粋に3万円が、場合によっては月に複数回出ていくというのは家計としては客観的にしんどい。でも祝福のイベントに対し、そんな気持ち1ミリも持ちたくない。なので、「お祝儀」という項目で毎月積み上げとく。例えば1年に4回くらいかなと思えば月1万、など。そうした予算があれば、120%祝福の気持ちで包める
ふるさと納税: 12月29日くらいからソワソワするやつ。ふるさと納税は一気にキャッシュアウトする。勿論税金として還付されるのは感覚的にはわかるのだけど、一気に10万とか出てくのってしんどい。年末なので家計簿としても特別損失的に処理しがちだが、これも計上の問題。はじめから予算計上しておけば良い。ふるさと納税をするという行為は非常に合理的なので、予算があれば淡々とできるし、税メリットを享受できる
医療費: これも、場合によっては月に0円かもしれないし、場合によっては月2万円かかるかもしれない。病気したときに、節約して病院いくの控えるのはナンセンス。なので、毎月積み立てて、使う時はそこから必要なだけ使う。自分の中での保険みたいなもの

お金の出し入れに感情がまとうのは厄介

少し細かい話になってしまった。進んでケチだと思われたい人はいない、でもATMとも思われたくない。出したい時は進んで出したい、でも潤沢にお金があるわけでもない。自分の本質的な性格そして人からどう見られるかは100%コントロールはできないけど、もしかしたら上記のような技術的なもので、目指すイメージには近づける。お金の出し入れに感情がまとうと厄介になる。ので、家計簿(含む 予算)というものに概念的にアウトソースすることで、解消に臨む

と、大体諭吉が消失していて後悔する土日の朝をもう2度と繰り返さない強い決意をもって、今週も週末に臨みたいと思う

頂いたサポートで今日もうどんを食べ日本と経済に貢献します