マスクを外す勇気のはなし

マスクを外していいよと
ニュースキャスターの人が
今朝、言っていました。
うすうす知っていましたが
やっぱり嬉しいので
しっかりニュースを見ました。

そういえば、
先日、子供の入学式で
校長先生が
「マスクを外したくない人が
 いると思いますが
 マスクを外す勇気を持ってください」
と、おっしゃっていました。

あれほど、マスクを外すな、
だまって食べなさい、
アクリル板の内側にいなさい、と
言われ続けた子供たちは
今度は、はずす勇気を持つようにと
突然言われて
少し困ってしまう子もいることは
想像がつきます。
思春期ならなおのこと。

でも、その話を聞きながら
子供がサッカーを始めたときのことを
思い出しました。

幼稚園の頃は
社会で上手くやれるようにと
「お友達には優しく」
「人のものは取らない」
「譲り合いなさい」
と、教え続け、

小学校に入り
サッカーを始めた途端
社会で立派に闘えるようにと
敵からボールを奪え、
タックルしてでもいいから
ゴールを奪え、と
教えました。

なんとも好き勝手なものだ、
子供にはいい迷惑だな、と
心の中で、思いながら。

でも。いつ何が起こるかは
誰にも分かりません。
それは、
コロナでよく分かりました。

そう考えると、
何がなんだか、分からないまま
その場の状況に右往左往し
納得できない矛盾を
それぞれにうすうす感じつつ
大人も子供も、必死で
変化しようとする。

それは、必要なことであり
それで、充分なのかもしれません。

それを「勇気」と呼ぶのであれば
ぴったりの言葉だ、と思いました。

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勇気は筋肉と同じで、使うことによって鍛えられます
ルース・ゴードン(女優 1896-1985)

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