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2021.09.05


マズローの5段階欲求の話を聞いて、
アイドルを見ることって、どこに当てはまるのだろうか?と思った。
どうやら、3段階目の、愛と所属への欲求らしい。自分でもなんとなくそうじゃないかと思っていた。


確かに、アイドルを見ると、自分はなんだか一人じゃないような気持ちになる。
アイドルを見ている人に笑顔を届けようという想いとか、エネルギーが伝わってくるから。
アイドルを見ると、なんだか温かい気持ちになる。好きって、こんなに綺麗な気持ちだったんだとか、愛情ってこんなにシンプルなものだったんだって思う。
だから、アイドルを叩く声を見ると悲しくなる。温かい気持ちになれるからアイドルを好きになったんじゃないのか。


そして、自分を省みると、人間関係のことでもやもやする自分自身を凄く悲しく思った。
愛情はもっとシンプルだし、好きになることは綺麗な気持ちのはずだ。
きれいごとだけど、本来それで良かったはずだ。
どうして、こうなってしまったんだろう。
愛情に甘えてしまっているのだろうか。寂しいときに寂しいと言えていないのだろうか。
相容れないように見える二つの疑問が出てきている時点で、何か見えなくなってしまっている。自分のことを見つめられていない。


どうして人は人を嫌いになってしまうのだろうか。
どうして人は人を許せないのだろうか。


まっすぐに好きだっていう感情をぶつけることが許される世界、愛と所属への欲求が満たされる世界を知った今、分からなくなった。


アイドルだって、きっと24時間好きって気持ちを伝えて伝えられるだけでは生きていない。
嫌い、許せないという気持ちが、時に自分を守ることに繋がるのも理解している。
性善説をそんなに信じてもいない。
嫌いな人だって、当然いる。
けど、人は人を嫌いになってしまう世界を、私は悲しく思う。


じゃあ、嫌いな人も、赦してしまおうか。
嫌いなわたしにも、幸せになってほしいから。


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