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プロの散歩人、はじめました。

どうしたら幸せになれるんだろうということについて、僕だけじゃなくみんながそれぞれあれやこれやと考えて、年収を上げると幸せであるとか、人との関わりを増やすと幸せであるとか、その人なりの幸せの方程式を導きだす。

僕みたいに一人で考える時間が多くて、いろんな情報が日々入ってくるような環境にいると、幸せの方程式をついこねくりまわしてむずかしくしてしまうのだけど、いうまでもなく幸せの方程式は簡単なほうがいい。極論「酸素×呼吸=幸せ」と思えたら最強である。

昨日、やたら幸せな気分だったものだから、この幸せはいったい何故なんだろう考えた。お金があるからか。ちがう。なにかをやり遂げたからか。ちがう。散歩する時間があるからであった。そう、僕にとって「散歩×晴れてる=幸せ」なのだ。つきぬけるような秋晴れのもと、コーヒーを飲みながら散歩することほど幸せな時間はなかなかない。

そう考えたら、これからの人生「総散歩時間」をどう増やすか、ということを真面目に考えてみてもいいんじゃないか、ということをひらめいた。

人生のKPI、つまりこれを達成したらいい感じ、という指標に、「総散歩時間」を置いてみる。そうすると、たとえば日照時間が長い土地に住もうとか、自由度が高い仕事を選ぼうとか、散歩して楽しい人と一緒になろうとか、なんというかこう、人生に一本筋がとおる気がする。少なくとも「年収」をKPIに置くより、ずっとしっくりくるのだ、僕の場合。

国のゆたかをはかる指標として、国内総生産(GDP)や国民総生産(GNP)がよく使われるけど、国民総散歩時間(Gross Sanpo Time)も指標のひとつに入れてもいいんじゃないか。

…いや、それは幸せの押し付けか。少なくとも僕は、けっこう真面目に、これから散歩の時間を増やすことに向き合おうと思う。僕のプロフィールに「プロの散歩人」という肩書きを加えたい。プロはプロとしての誇りを持って、人が寝ている間もスマホゲームしている間もデートしている間も、ガチで徹底してやりきらねばならない。

ということで、今日も散歩にいってきます。


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