「生理は僕にはこない。でも、あなただけのものじゃない」
生理のことをもっと知りたい。
そんなふうに言ったら、「えっ?」と思う方もいるんだろうか。
でも。でもですよ。
パートナーでも家族でも友だちでも、大切な人がたいへんな思いをしていて、それがどのような大変さで、それに対して何ができるのかを知りたいっていう気持ちは、別に特別なものでもないはずなのだ。
なのになぜか、僕は「えっ?」と思われそうで、「生理のことをもっと知りたい」とこうして書くことを、ちょっとためってしまう。
生理のことについて聞くことや、生理のことについて語ることにためらいを持ってしまう。
そんな方にぜひ見てほしいのが、東海テレビの公共CM『生理を、ひめごとにしない。』だ。
このCMでは、生理をとりまくさまざまな人の姿が描かれている。
生理のつらさを隠しながら働く人、生理がきっかけで恋人と別れてしまった人、性教育について違和感を感じる女子高生、流産後の生理によって命の尊さを教わった人、整理を学ぶ男性たち、初めて生理用品を買う男性…
それぞれの人にとっての生理がある。当然だ。
当然だけど、そんな当然のことも、普段あまり語られたり、耳を傾けられたりしていない現状がある。そんな現状のなかで、多くの人が生きづらさを経験してる。
その生きづらさを、僕は完全にわかることはできない。
だから仕方ないよね、とひらきなおるのではなくて、じゃあなにができるのか、と考えたいのだ。しんどいときはおたがいさまな訳だし。
「生理は僕にはこない。でも、あなただけのものじゃない」
という言葉が、僕にはなんだかグッときてしまった。
あなたはこのCMを見て、なにを感じますか?
サポートがきましたって通知、ドキドキします。