義仲寺 東京駅発、8時、4人だから丁度相対し3時間歓談し、ビールなどやっているうちに着いてしまう。富士は見えなかった。関ヶ原辺は雪がややあった。琵琶湖はもやにつつ…
序章 この旅を思いついたのは、四年ばかり前だ。朝霞市の公民館で源氏物語を講じる様になってから一年ぐらいたってのこと。その時は機未だ熟さず、もう少し源氏を読み進ん…
塚田耕司
2022年12月10日 16:52
義仲寺東京駅発、8時、4人だから丁度相対し3時間歓談し、ビールなどやっているうちに着いてしまう。富士は見えなかった。関ヶ原辺は雪がややあった。琵琶湖はもやにつつまれていた。京都駅に荷物を預け、直ちに膳所駅に引返えす。ここに広瀬光代さんが待っていてくれた。昨年夏、白山を下山しての帰るさい知り合った方で、ノートルダム大学英文科2年生。三井寺近くに住むという。「大津へおいでになる時は是非知らせて
2022年12月10日 16:38
序章この旅を思いついたのは、四年ばかり前だ。朝霞市の公民館で源氏物語を講じる様になってから一年ぐらいたってのこと。その時は機未だ熟さず、もう少し源氏を読み進んでからということになった。その機熟して今回の旅となったわけである。「源氏物語の舞台だから訪れるのではなく、源氏びと(王朝びと)の内生活の記念の場所だから訪れるのである」とは、池田弥三郎氏の「カラー源氏物語」に説かれた言葉である。なる