続けることで変わるもの
ぼくは「ゆるゆる書道」なるものをやっています。
自分をゆるして、ゆるめてあげることで、楽しく生きられるようになる。それがゆるゆるの意味。
もし自分なら、こう言ってもらえたらうれしいだろうな、という言葉を筆ペンで書いてます。自分が欲しいメッセージ。
呉竹の「完美王(中字)」と、seria(100均)のスケッチブックで書いてます。
「え!筆ペンで書いてるんですか?」と驚かれたことが何度かあったのですが、はい、筆ペンで書いてますよ(笑)
きっとマジックに見えますよね。マジックで文字を書くときのルールで書いてるので。
タテは太く、ヨコは細く。
なぜこのルールで書いてるか、というと、ぼくはもともと喫茶店のマスターだったので、メニューボードを書くことが多かったんです。
そのときに、ブラックボードに白いマジックでメニューを書いてた、その名残りというわけです。ランチ950円、みたいな。
だから、ヨコにまっすぐ書くのも得意。そんなわけで、ゆるゆる書道はこのレイアウトになってたりします。
そういえば、あんまり言ったことないかも(笑)
せっかくなので、はじめたきっかけもお話しますね。
ぼくは書道家の武田双雲さんのオンラインコミュニティ「双雲塾」に入ってまして、かれこれ5年が経ちます。
書道がテーマではなく「心のあり方」を、日々オンラインでやりとりするFacebookグループです。
なのですが、やっぱり双雲さんなので、そこに集まるのも書道家さんは多くて。気がついたら、ぼくの友だちにも書道家さんがすごく増えてました(笑)
そんなこんなで、2年前の8月。書道家バトル「鴉(からす)」というのを、応援がてら観に行ったわけです。パフォーマンス書道で競い合うバトルエンターテイメント。
そこでも、いろんな書道家さんとお友だちになったわけですが、まぁみんなカッコイイ。
大きな筆で、墨のしぶきを飛ばしながら、自分を表現する姿。
それを観たとき、素直に「うらやましい」「悔しい」と思ったんですね。
いまの自分にはできない。だったら、いまからはじめればいい。
そうやって衝動的にはじまったのが、このゆるゆる書道だったわけです。衝動的な書道、というダジャレから(笑)
最初の作品、ヤバい。はずかしい(笑)
だけど、書道も習ってないわけで、技術では到底かなわない。それなら「内容で勝負しよう」「ことばを研ぎ澄ませよう」と、今に至ります。
ぼくのインスタを観てくださってる方にも、書道家さんが結構多くて、技術的にはちょっと恥ずかしいですが、想いが伝わってるのがうれしいです。
そんなゆるゆる書道も、はじめてから2年ちょっと経つのですが、先日書いた作品がこちら↓
これは、ぼくが大切にしてることのひとつなのだけど、ちょうど2年前にも同じのような内容が↓
どんだけ大切やねん(笑)
Facebookでは「思い出」として、過去の投稿をリマインドしてくれるのですが、おなじ日に書いてることに、自分でも笑ってしまった。
この2つを並べてみると、こんな感じ↓
こうして見比べてみると、成長してるかも(笑)
文字も、落款も、デザイン性も。
文字に関しては「いきいきと」「かわいく」を意識してるので、そうなってきてるのが素直にうれしい。
ではここで、2年前の投稿から解説文をみてみましょう↓
このゆるゆる書道もそうですが、人って続けるだけでも自然と変化します。「改善しよう」「成長しよう」とすると、ぼくなんかはすぐにイヤになってやめてしまうから、「ただ続ける」それだけに一点集中で。
たとえ同じことを続けても、毎日は同じじゃないから、ちょっとずつちょっとずつ変化していく。ちょっとずつが積み重なって、気がつけば大きな変化になってる。きっと人は、いつのまにか成長してるもの。
ええこと言うな、コイツ(笑)
2年前は「続けることに一点集中」してたんですね。いまでは「自然と続いてる」ように、自分では感じてたのですが、このころのぼくのおかげだったんですね。ありがとう。
続けることで、もちろん上達もするのだけど、続けることでの一番のメリットは、
続けることが自然になる。まるで息をするように。言い換えれば、ごく小さなエネルギーでも続くようになる。
ことかなぁと思っています。
ごく小さなエネルギーで進化していけるし、だからこそ、新たになにかをはじめるエネルギーが余ってる。
続ける→省エネ。
新しいことをはじめる→続ける→省エネ。
また新しいことをはじめる(以下同文)
そうやって、どんどんやりたいことができるようになってきた。いまのぼくは、そう感じています。
世に言われる「目標をひとつに絞る」タイプの成功法則とは正反対なので、向き不向きがあるとは思うのですが、いろんなことに手を出したくなる「好奇心旺盛なひと」「多動なひと」には、もしかするとフィットするかもしれません。
なにかお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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