お金の話

古事記project代表の村上です。
まずは、先日開始した古事記project次回作ボイスドラマのオーディション。無事に22日に締め切りました。沢山の応募を頂き本当にありがとうございます。
皆さんめちゃめちゃ拡散して下さったし、めちゃめちゃ応募も沢山して頂けて感無量です!
これから選考です!めっちゃ聞きます!!

そして、本日18時から、奈良県田原本町で行われる
「記紀万葉事業・三穂津姫まつり」が放送されます!

古事記projectは、2本のショートアニメの制作、副代表まみよの祈りのLIVE(僕もパーカッションで出てます。)そして、緊急事態宣言を受けて急遽イベント生配信から収録番組に変更されたことで、番組制作に関わらせて頂きました。
番組のナレーションは古事記projectの声優・上原すず(@suzutter1130)。古事記projectのボイスドラマではアマテラス役で活躍しています!彼女は今回、ショートアニメ「教えて!世阿弥先生(入門編)」の世阿弥の妻、寿椿(じゅちん)役でも出演してもらいました!
すずちゃんは本当にね、仕事になると凄く考えて、真っすぐ取り組んできてくれて実力もある、めっちゃ信頼できる声優さんなんです。なのに、超がつく天然で、酒が大好きでもう古事記projectのアマテラスそのままって感じのキャラクターです。



●日本という国

さて、前回は神社や行政からお仕事を貰えることになったから古事記projectをサークルから株式会社にしたというお話でした。


とはいえ、神社や行政の仕事は単発なので、根本を変えなきゃ皆を勝たせる事は難しいとなった僕が、まずどんな手を打ったかなのですが、その前に前々から思っている話を一つしたいと思います。

皆さん、お金に対してどんなイメージを持っていますか?

最近はだいぶ変わってきたところがあるとは思いますが、それでも多くの日本人はお金の話を避けたがる傾向にあるのではないでしょうか?

かく言う僕も、その傾向が強い人間です。
以前書きましたが僕は公務員の家庭に生まれました。
だからなのかは解りませんが、うちの食卓でお金の話が出ることは一度もありませんでした。子供にお金の話をしないというのがうちのルールだったのかもしれません。

僕のお袋は7年前に亡くなっているのですが、亡くなった後、親父と一緒に家の保険やら通帳やらなにやらの整理をしたのですが、親父もどこに何があるのか、お金がどうなっているのか一切把握して無かったんです。全部お袋が一人でやっていたみたいで、すべてを把握するのに物凄く時間がかかった記憶があります。

どうやら村上家は、お金の話を大っぴらにする家庭では無いようです。

そんな家庭で育った僕なので、社会に出てからもお金には無頓着というか、お金の話をする事が苦手でした。
バイトとバンドに明け暮れた20代だったので当然お金は無いのですが、お金に無頓着。
いや、無頓着というよりはお金は欲しいのに、お金の話を切り出すのは「がめつい」「良くない」「卑しい」と潜在的に思っていたと思います。
また、当時はミュージシャンやクリエイターがお金の話を切り出すことはカッコ悪い的な風潮もありました。有名になって勝手に入ってくるもの的な。少なくとも僕の周りはそうで、偉いレコード会社だか何だかの大人たちも「良い音楽を作る事だけを考えろ」そういう事を言っていたと記憶してます。
#思い出したら腹立ってきたwww
#所詮ただのサラリーマンじゃねーか


「武士は食わねど高楊枝」

よく言う言葉ですが、歴史を紐解くと昔の日本はそういって「お金=卑しい」を偉い人から植え付けられてきたようです。要は洗脳です。
その為、未だにその意識が抜けないのが日本人なのでしょう。


●お金を意識した時

僕がバイク屋を起業数年たった頃、義父の勧めで東京青年会議所(通称:JC)という団体に入りました。いわゆる経済団体というやつで様々な経営者が集まって色々な事業(社会をより良くするための活動的な)をする団体です。

僕もその頃には流石に起業して自分の力で稼がなければならなくなったので、お金の話が出来ないというのは無くなっていましたし、お金に対する価値観や商売をするという事は、トライ&エラーを繰り返しつつも何となく理解して実践してきていました。

その団体で初めて様々な経営者と仲良くなり、色々な話をするようになります。この団体にいる経営者って創業の人もいますが2代目3代目も多い団体です。
#中には十数代目なんて人も

そこで、僕が一番感じた事。

2代目3代目の経営者は、お金の事を教わって社会に出ているという事です。稼ぐという事、商売という事がどういうことなのか肌で感じて、何ならお金の教育を受けて社会に出ている。
これは衝撃でした。

お金を稼ぐことが「悪」とされてもおかしくない環境と、稼ぐことよ「是」とする環境。
この差は歴然で、社会に出た段階でのアドバンテージはもの凄いものがあります。

僕が起業し、追い込まれてお金に対する価値観を変えたのが34~5の時。
方や、小学生のころからお金に対する教育を受けている人たちでは勝負になる訳がないのです。

●マネー教育

勿論、だからといって試合放棄はしません。必死で勝負の舞台に立つためにお金の事、経済の事、ビジネスの事を勉強しました。今も毎日、色々な情報を積極的にインプットするようにしています。
頭で理解し実践する事で、「恥ずかしい」という気持ちは消えてきましたが、一瞬躊躇するときは未だに有りますね。
長年沁みついてきたものは中々消えないようで、心で思ってしまったことを頭でねじ伏せているような感じだったりします。

2代目3代目の経営者がお金の教育を受けてきたように、海外ではマネー教育というのがごく普通に行われるようです。

有名な話ですが「レモネード売り」もその一つですね。

夏になると、子供たちが自分たちでレモネード屋さんを企画し制作、販売を実践するというもの。どうしたら売れるのか、どんな金額なら買ってくれるのか、全部自分たちで考え、工夫して販売するそうです。商売の基本ですね。それを体験することが出来る素晴らしい機会です。

でも、日本にはそういう教育ってなくて学校でもお金の数え方や歴史は教えてくれても、お金の稼ぎ方は教えてくれません。僕は音大出身ですが、音楽の技術や演奏は教えてくれても音楽でのお金の稼ぎ方は教えてくれません。いくら技術があっても売ることが出来なきゃ音楽でお金を稼ぐことなんてできません。

とはいえインターネットの普及もあり、最近は日本人のお金に対する感覚もだいぶ変わってきたように感じます。特に今の10~20代くらいは僕の様な感覚の人は少なくなっているのかなとも思います。現に若い起業家も凄く増えてますし、僕の時代と違い、ミュージシャンやクリエイターもお金の話をきちんとする人が増えたと思います。これは良い傾向だと思います。
#都合の悪い大人達も多いと思うけど

ということで、お金の勉強は早くからしておいた方が良いというお話でした。

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●古事記projectボイスドラマ「斬舞踊外伝シリーズ」テーマ曲「トキハカケリ」

しつこい?しつこいよ!
だってカッコいいんだもん!しゃーねーべ!

●voicy

やってます。ヤマタノオロチ神話を題材にしたボイスドラマ「斬舞踊」を放送中!!あのワンピースのロロノアゾロ役・中井和哉主演!ほか豪華声優陣が出演!
メンバーの裏話を交えてお送りします!


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