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コミュニケーション逃避中

 僕は会話が苦手だ。コミュニケーションを図ってくる人と遭遇するのと、台所でゴキブリに遭遇するのが、同じに感じるくらいにである。
 誰かと話をする時は、相手を不快にさせないようにという考えが脳内を旋回している。嫌われたらどうしようとか、嫌われないように話すとか、とにかく不安でいっぱいなのだ。
 ガラケー全盛期に、何故か流行った脳内メーカーのように、思考を可視化して相手が考えている言葉を見れるような世の中であれば、そんな不安も少しは緩和するかもしれないとか思ったりするけど、退屈とか、生理的に無理とか思われていることが分かってしまったら、自分は立ち直れるのかわからない。多分、二日か、三日ほど引きこもってしまうだろう。三日で済めば良いほうだと思う。
コミュニケーションが苦手な原因は、話すことへの不安が大きすぎて、余裕が無さすぎて、結果、相手の話をちゃんと聞けてないせいで、会話が弾まないことが原因だと思っている。コニュニケーションへの入門すら遂げていない自分でも確かなことだと思っている。分かっていても、なかなかコニュニケーションへの入門は許されない。だから、今日も会話中に相手のことに耳を傾けず、自分の話に意識を持っていかれている。
 要するに、自分が一番で、自分が傷つくことが耐えられないのだ。自分が大好きで仕方がない、自己中心的な男なのだ。
 もう、30年弱も生きているから、そんな性格も変わることはないだろう。ともすれば、コミュニケーションへの入門は一生できないのかもしれない。

マサ

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