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ハイスペック助手とTの字

 メールの返信にとんでとなく時間がかかる。簡単なものなら良いがいろんな人の声が混じっていたりすると、情報が多くて困惑してくる。それでも書かなくてはならない時もあり(特に強制されてるわけではなく、ただ勝手な使命感として)画面に向かうのだが気づけば夜になり、気づけば夜がふけて、明日でいいやと朝になり、眠りながら考えて、朝になって画面に向かい気づいたら昼になるみたいなことを繰り返す。一周で終われば良いが、気づけば2、3日なんてこともある。思い巡らせ過ぎるのだろうなと思い、ひとまず自分の気持ちや感覚に集中して言葉にするのだが、読み返せど読み返せど、訂正は止まらず、明確な相手がいると思うと、余計にことば選びには慎重にならざるを得ない。これはただ単に嫌われたくないからであったり、変なこと言ってるやつと思われたくなかったり、そういう人の目が、余計に検閲を厳しくするのだと思うが、それよりも思ったのは、その間どうしてこんなにもあっという間に時間が過ぎていくのだろうと言うことで、側から見たら何もせずに画面と睨めっこしてる人にしか見えないし、ほとんど動いてないかもしれないそんな時間が夜は言うと5時間は発生していた。そして朝も続きで4時間。もちろんその間、別のこともしているのだが、あたまの中ではことばが生成され続け覚醒してるみたいな状態になる。一種の興奮状態。
 溢れ出た言葉をいかに簡潔に、重たくないようにするか、そんなことに時間を費やす。それでいて自分の言いたいことは言えているのか、何が1番伝えたいことなのか、なにに引っ掛かりを覚えて、どれだけ素直な言葉で伝えられるだろうかと思い巡らす。高くなりすぎた言葉のハードルを下げることも必要かもしれない。それでいて子供の頃の感覚のままよく聞いて言葉にしたい。子供の頃の感覚のまま自分の言葉書き留めていくれるそんなハイスペック助手が必要だ。なんだか相反しているように思える器官がうまく融合してくと良いのかもしれないし、気づいたら時間が経ちすぎてるのはまた別の問題なのかもしれない。とにもかくにも脳みそは疲れてるのでよく寝ようと思うのであり、最近隣同士で川の字で寝ていたmiiさんの布団の位置が替わりT字のようになっている。身体を広げて寝れるのでもしかしたら快適かもしれない。Tの字による安眠計画。

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