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都市経営プロフェッショナルスクールの9カ月でクラフトビール屋が学んだこと・あとがき

このレポートがスクール最後の一稿。
というわけでアップしますが、
お題は

当スクールをここまで受講してきて、あなたにとって起きた変化は?

でした。

都市経営課題

都市経営プロフェッショナルスクールを受けて
本当に良かったと感じています。
今まで民間独力の労働集約型のビジネスをやってきて、
知らな過ぎたことばかりを学びました。

まず、都市経営課題という考え方を学んだことで、
自分のビジネスが広い視点でチャンスがある
ということに気付けたと思います。
特に労働集約型ビジネスでは、
もっと商圏へのリアルな理解をしなければならないなと。
都市圏内で競争があることはもちろん、
都市圏間でも競争があることも理解が深まりました。
広い視点でビジネスを考えることをもっとしたいと思います。

公民連携

また、都市経営課題の解決に、
公民連携という手法があるということを知りました。
民間目線しかもっていなかったし、
行政とタッグを組んで事業を行うという発想がそもそもなかったです。
都市経営プロスクールの受講を申し込んだ時点でも、
公民連携事業課程にもかかわらず
公民連携事業のことを何も知らなかったことをここで告白します。

なんとなく、クラフトビールとまちづくりって最近よく聞かれるなぁ、
くらいの感覚で受講して、
こりゃえらいとこに飛び込んだなと。
だけど、公民連携事業のことを学ぶにつれて、
民間のボトルネックと行政のボトルネックが相反していることを知り、
それぞれの得意なこと出来ることを組み合わせれば、
様々な都市経営課題の解決が実現可能で、かつ稼ぐこともできる
と理解しました。

これまでは、行政は関わらない方がいいもの、
野暮ったく退屈な存在、
なんならちょっと邪魔してくるやつとしてか見てこなかった。
これが自分自身の機会損失でした。
都市経営プロスクールで出会った行政の方々、講師やコーチ陣はもとより、
受講生やOBOGの皆さんの多くは全然そんな存在ではなかった
わけです。
これは大きな気付きでした。

エネルギー

自身の事業にこれから直接的に必要になりそうな気付きとしては、
エネルギー問題に関する学びです。
オガールの視察とそれに合わせたスクールの受講で目の当たりにした
断熱と地域熱供給の仕組み。
また、ゼロエネルギーや特にカーボンニュートラルの学びは
自分自身にとって大きな変化をもたらしたようです。

クラフトビール製造において、
エネルギーの課題は急激に大きくなってきました。
それに気付けたのはスクールの学びがあったからと思いますし、
その課題解決の糸口を考えられたのは非常に大きかった。
こちらは視座を高くしてビジネスを考えられたという感じです。
コロナで途方に暮れていたところに、
これからの10年でやるべきことが少し見えたなぁと。

まちや都市をどうにかしようなんて今まで正直考えていませんでしたが、
今は自分でも何か出来ることがありそうだなと、
そういう風に考えられることが一番大きな変化かもしれません。

あとがきのあとがき

というわけで受講生としてのレポートは一旦終了。
今までクラフトビールと飲食サービスのことしか考えてなかったので、
色々学びというか新しい発見、出会いが多かった。
クラフトビールの製造事業者はまだまだ増えると思うけど、
ただ作りたいだけ、飲みたいだけ、飲んでほしいだけ、
ということだけではかなり厳しい環境になっていく
ことが予想されます。
なんの特徴もない野良ブルワリー、というと聞こえが悪いですが、
美味しいクラフトビールを作ることは当たり前になってしまったので、
ローカルのリアルな人たちと
美味いクラフトビールを介して何を共有し、表現していくのか、

みたいなことが求められるような気がします。
まぁそれが難しいんだけども。

さて、インプットがたくさんできたので、
ここからはアウトプット、やるやつはやる、
というわけで学んだことを
実際に事業化できるようにガシガシ進めていきたいと思います。
その時はめいっぱい他力を使わせてもらおうと思いますので、
皆様どうぞ宜しくお願いします。

アウトプットの一環として音声配信をVoicyはちっとも審査が通らないのでまずはstand.fmで始めてみることにしました。noteよりは更新多いかも?


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