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マネジメントへの挑戦復刻版【2020年11月17日】

もうすぐ師走。
この時期になるともう今年終わりやなと一瞬思って、気付いたら終わってるんやけど、今年はどうだろう。忙しくなればいいけど。
と思いながらも隙間時間には色々やりたいこともある。

まずは今月25日、ドリンクジャパンのクラフトビールセミナー登壇です。
楽しみです。
https://reed-speaker.jp/Conference/202011/tokyo/top/?id=DR
良ければ見に来て下さいませ。

久々にこの手の本を読む。

一倉定氏のマネジメント全集は一部読んだことがある。
まとまってる復刻版が出たということで久々に。

55年も前に書かれたこの本には、今の時代に合わないこともあるけれど、普遍的なことも多い。いや、でも実は普遍的じゃないのかも。
自分としてはこれが普遍的と思いたいのかもしれない。
ややもすれば根性論や精神論と捉えられかねない社長の仕事は、意思。
これってその通りやなと思うのです。
ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」が自分の基本になってるのもあるかもですが、人の意思がなければ何も生まれない。

会社は意志を形にするための箱でしかない。
今年はその箱も形骸化したものは取っ払われてしまったけど。

本著にこうある。
仕事の現実は、
①限られた時間のうちに
②不完全な資料をもとにして
③事態を把握し、判断し、決定し、行動する
ものである。

この情報過多な社会で、時間はあっという間にすぎて、価値はすぐに目減りしていく。
常に変化して、新しい何かを試して、今まで出来なかったことを出来るようにしていかないと、生きていけない。会社の目的の一つは「生きること」である以上、自分の楽なペースでやりたいことをやりたいだけやる、は許されないと思うのです。
だから、私達の仕事は常に時間を稼ぐということになる。素晴らしいアイデアも形にするまでに時間がかかり過ぎるなら優位性は失われる。上記の仕事の現実は、まさにと思う。時間と意思決定の精度。アンバランスな環境こそ成長に必要とも書いてます。

権限移譲について。
部下に仕事をさせるために権限移譲をするのではない。自分がもっと高度なことをするために権限移譲する。任せる。
これはうちの会社でもよく言うし自分でもその通りと思うけど、部下はこれができないと上には上がれない。上司の仕事をむしり取ってやらなければ役職も上がらないし報酬も上がらない。ただ出来ることを今まで通りやるだけではだめ。上司をうまく利用して成果を上げる。

とはいえ、あれもこれも部下に出来るようになってもらいたいと願うのも間違っているという指摘。
現場の監督者は重荷を背負わされすぎる。これは確かにそうかもという気付き。

破産しかかっている人間関係論について。
仲良くやるのがいいという、腰抜けの上司を作る、というのが55年も前にすでに問題視されてるのがおもしろい。必要な衝突や摩擦やトラブルを恐れず突き破ってこそ、革新的なアイデアは生まれる。

計画は本来机上論

実施は決意に基づく行動

統制とは目標を達成しようとする執念

などなどなど。他にも色々書いてあるけど、経営者が読むというより、部門責任者とかプロジェクトリーダーにも当てはまる事が多い。
割と全面的に自分的に合う考え方が多いので、逆に今この時代に自分大丈夫か?とまで思ってしまうけど、マネジメントのあり方に正解はない。
自分は会社を立ち上げて何をしたいのか?
最近ブランディングの整理も進めてるので、より明確にそれを考えるようになったし、今度のセミナー登壇でも業界や市場に対して自分の意思表明ができるような気がする。

やりたいことがありすぎても優先順位を付ける。やらないことを決める。目標が高いからこそいいチームでいい仕事がしたいなぁ。ビールは作るだけじゃつまらないのだ。



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