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「法華経」の核心は『授記』

今回は『法華経』の核心である、
最重要キーワードとなる「授記」〈ジュキ〉について、まとめてみましたので、考えていきたいと思います

この「授記」が、お釈迦様が語る、宇宙の始まりであり

なぜこの宇宙が生まれたのか?の答えでした

結論から言ってしまうと、

ビッグバンが起きて、この宇宙が生まれた原因は、「授記」と言う事になります

なぜこの宇宙が生まれたのか?

なぜ、我々人類が生まれてくるのか?

この宇宙の仕組みはどうなっているのか?

その問いの答えは、仏教の経典、『法華経』に書かれていました


この「法華経」と言う経典は、宇宙の起源と真空の構造の全て、我々の精神の構造の全てが、書かれています


法華経」では、如来菩薩たちが、無限の宇宙を拡大している仕組み、

宇宙の法則が書かれています

これは、仏教の世界観、法華経の世界観のお話になるので、

仏教や物理学に馴染みがない人には、理解し難いかもしれません、

しかし、仏教の核心、お釈迦様の教えこそが、この「宇宙の法則」宇宙の真理を説き明かしているのです

この末法の時代では、仏教の本当の教えは、世間には、ほとんど知られていません、、

しかし、「法華経」にビビッと反応した人ならば、このお話しもわかって頂けるとも思います

「授記」(ジュキ)とは?

簡単に言うと、
如来が弟子たちに、「法華経を語れ!」という命令
弟子たち、菩薩たちが、如来と「法華経」に帰依して「法華経を広めます!」と言う、
菩薩の誓い

この「意志」と言うことになります

如来の命令菩薩の誓い、この「意志」が「授記」であり、
如来となり、自らの『法華経』を説き明かし、最高の悟りに達しようとする、発心が重要です。

それでは、授記とは?何か?について、
「法華経」の内容を元に、お話ししたいと思います

『法華経』での解説

授記(じゅき)とは、仏となる確約、
授記とは仏が修行者に対して将来、必ず仏となることを予言し保証を与えることを言う。

授ける、仏の側からは授ける「授記」であり、
受けとる修行者の側から言えば受ける「受記」となる。

第一章から、第12章、観持品で、
菩薩たちは、「世尊!私たちは、末法の時代この教えを解きます!」と誓っています

第20章、如来神力品で、菩薩たちは「世尊よ、私たちも、この法門を説き明かすでありましょう!あなたの教えを、未来世で法華経を学んで広めます!」

「私も如来になって、授記を授けます!」と誓いを立てています

そして、誓った地涌の菩薩たちが、如来となり、法華経を広めていくのが、法華経の構造となっています


『法華経』の中でも、
第6章、予言「授記品」と
第8章、五百の比丘への予言「五百弟子受記品」という章があり、

『法華経』の前半部分は、お釈迦様から弟子たちに「授記」を授ける、内容になっています


お釈迦様の過去世



釈迦牟尼如来(お釈迦様)も過去世において、燃燈ねんとう如来(ディーパンカラ如来)から授記を授かった、と伝えられるています

『法華経』第一章、釈迦牟尼如来も燃燈如来(ディーパンカラ如来)から授記を授かる、より
燃燈仏(ディーパンカラ如来)は、「燈明をともすもの」の意で、燃燈などと言う
この如来は過去仏の一人で、釈尊はそのもとで修行し、将来、仏になるであろうとの予言を与えられた。(これが燃燈如来からの授記)

『法華経』「第一章、序品」より

これら仏陀の系列の最後のものが、ディーパンカラであった。この仏陀は神々のうちの最高の神として、聖仙セイセンの群れから供養をうけ、幾千・コーティもの生命あるものを教え導いたとされた。

『法華経』の前半部分で、お釈迦様が、シャーリプトラやラーフラなどの弟子たちに、

未来世において、如来になるであろうと、予言をして、「授記」を授けています

『法華経』では、お釈迦様(釈迦牟尼如来)から、シャーリプトラをはじめ、弟子たちに「授記」を授けていく内容です

シャーリプトラの授記

『法華経』第三章、譬喩品でシャーリプトラは、華光如来に、なると予言される

そして、華光如来となった、シャーリプトラ、その如来となったシャーリプトラが堅満菩薩に授記を授け、華足安行如来になるだろうと、予言しています。
     『法華経』「第三章譬喩品」より

釈迦弟子たちの授記

六章、授記品ではカーシャパは、光明如来、スブーティは名相如来となると予言される

九章、授学無学人記品で、いとこのアーナンダは、山海慧自在通王如来に、

息子のラーフラは、踏七宝華如来とうしちほうげにょらい

奥さんのヤショーダラーは具足千万光相如来になると予言される

『法華経』(第三章、六章、八章、九章、十二章)で弟子たちに授記が授けられる


『法華経』第八章、五百弟子受記品で、

仏陀が千二百人の自在者(阿羅漢)の面前で予言を授けるシーン、

(訳注)予言を与える(授記)の中には種々の方式があるが、これは「現前授記」すなわち大衆の面前で誰にでもわかるように予言を与えることであろう。とあります


このように、如来から、弟子達に「授記」を授けて、菩薩たちが如来になっていく、

という、存在の仕組みと、法則性があるのです。


釈迦弟子たちも後の時代に、授記を受けて、如来になっていくのが法華経の前半部分です

親から子へ、子から孫へと、遺伝子が受け継がれていくように、

仏陀の家族も、如来から、菩薩たちへ、

菩薩が如来に成長して、また菩薩たちへと、

法華経』の「教え」の伝導の誓い、  「授記」という、仏の「意志」は受け継がれていきます

仏陀(ブッダ:Buddha)と菩薩(ボーディサットバ:bodhisattva)の「意志」これが「Bの意志」です

これが、宇宙が生まれて来る、原因なのです


仏法、『法華経』に反応して、このお話しを聞いているあなたも、過去生にいずれかの、如来のもとで授記を受けていたのかもしれません

第10章、法師品では、
過去に立てた誓願のゆえに、輝ける仏国土に生まれてこれるにも関わらず、
生誕を自ら捨ておいて、この「法華経」を説き明かして、衆生たちの幸福のために、彼らを慈しむために、この3次元世界に生まれてきたものである、
と書かれています

第10章、法師品

おそらく、その時の、請願があって、仏法や『法華経』に反応して、この縁が出来ているのでしょう


法華経の宇宙の構造と法則性


『法華経』には、存在の仕組み、宇宙の構造(我々の精神の構造)が書かれていて、

如来は、教えの会合、虚空会を開くために、生まれてきます、

過去の如来が残してくれた「法華経」を説きあかし、菩薩たちを解脱させて、帰依させ、「授記」を授ける、

その菩薩たちは、「法華経」を広める事を誓い、

生まれ変わって、現一切色身三昧でビッグバンを起こし、
自らの宇宙(3次元世界)に生まれ、その世界にある「法華経」に反応して、学び、説きあかし、
そして、如来となり、菩薩たちを解脱させて、「授記」を授ける、

如来が「授記」を授け終わって入滅して、 真空(多宝如来)となり、完成、滅尽となります

同時に、授記を受けた、その菩薩たちが、その誓いと「意志」によって、

ビッグバンを起こして、無限の始まりを生み出し、
また無限の宇宙(法華経の教え)を拡大していく、、
無限の叡智の拡大です。

受記を受けて、始まり、授記を授けて、終わる、そして、受記を受けて、始まる

終わりと始まりが同時に存在しています


真空の性質



真空には、「無限の始まり、無限の維持、無限の終わり」が、同時に存在しています

何もない」と「無限」の連鎖が、同時に存在しています

真空=「無」であり「無限」

ゼロ0=無限∞

物理学の相補性

「何もないからすべて在る」こと

」の真空と「無限」の仏を理解する、


これを容認する智を、「無生法認」と言います、
この世に存在するものは生ずることもなく、滅することもないという真理」、

ものは本来生ずることはないと認容する知」→「無生法認

何もない、と、、同時に全てがある状態でもある。

無生法認」真空が生命のゴール、

つまり、「無生法認」を理解することが、「悟り」です

このように、何も無い、真空と、無限の仏

これを悟り、その世界の生きとしいける者たちに理解させ悟らせ、仏にしていく

自らを知る仕組み、存在の自己認識作用

この深遠なる智慧が、叡智の拡大が、
仏の智慧と言うことです


宇宙の始まりの原因が「授記」

このように、『法華経』が語る、この宇宙を生み出した原因、

宇宙の始まりをつくった原因が「授記」です


いきなり、この仕組みをご理解頂くのは難しいかもしれませんが、、(^^;;

この『法華経』の教え、

授記」、、これが宇宙の始まりと終わり、原因と結果、

真空の構造法則性が説き明かされていました
この我々の精神の構造を理解できるか、受け入れられるか、信じられるかは、

あなたの過去世と『法華経』への帰依心、次第になります

『法華経』の世界観は、この宇宙の構造、僕たちの精神の構造、真空の構造が書かれているのです

僕たちは、アインシュタインやスティーブンホーキングがわからなかった、

なぜビッグバンが起きて、この宇宙が生まれたのか?と言う

宇宙の謎を説きあかしている、『法華経』を学んで、

本当の自分」とは、何者なのか?

存在の仕組みとは、なんなのか?を理解していく

そして、仏の教え「法華経」を学び、考え、智慧を育み

声聞、独覚(縁覚)を経て、

阿羅漢の悟りを得て

そして、『法華経』を学び、如来から、授記を受け、教えの伝導を誓い
菩薩の道を経て、そして、最終的に、己の「法華経」を語り、

授記」を授ける如来の悟りを享受して、

無限億土、を生み出し、

融通無碍の世界を創造していく、

この上ない完全な悟りへと歩んでいく、、


なぜなら、これが、この上ない完全な悟りへの道、

存在の法則、宇宙の新陳代謝だからです


「人間を超えた人のためのチャンネル」の解説

ここでyoutubeチャンネル

人間を超えた人のためのチャンネル」の、小宮さんの言葉を引用させていただきます

「授記」が、法華経の核心、すべての中心

この授記を、授けることが生命として肉体として、最高の行いであって完成

生きとし生けるものが必ず受けなくてはいけないもの

如来はビックバンを起こし、この世界に生まれてきて、弟子を取り、

その者たちを通して無限億土をつくる
如来は弟子たちに「法華経を語れ!」と命令する、

必ずそこに無限億土(仏国土が無限に広がる世界)の生み出し方が書いてあるから、

その世界で法華経を学び如来になりなさいと命令するのです、これが「授記」

授記をもらうことに気づいたら、

如来を見つけて授記もらい解脱して、そして誓いを立ててください

すべての如来は授記を授けるのです、

授記をもらうことが仏弟子の最高の最初の目的なのです

如来から授記を受けて、ビックバンをおこし、
次の世界で如来になり弟子たちに授記を授ける、、
この仕組みが無限の宇宙の連鎖なのです。

如来の授記によって、ビッグバンが起きてくる設定の世界
第10章法師品で、薬王菩薩が、過去世で授記をもらって、
生まれ変わって、この法華経を読むと、ビビットくる、
過去で如来から授記もらっていたのでビビッと反応する、

あなたは、解脱して、自由自在に生きれる仏国土にいたにもかかわらず、
この3次元世界に生まれてきて、法華経を読んで、
他の人たちにも法華経の教えを広めていくために、
解脱させ、仏国土に入れてあげて、さらに授記を授けて、
弟子たちをビックバンを起こせるような大菩薩にしてあげるように、
皆如来になれるように、
そのために生まれてきているんだよ

法華経は、授記をもらって、未来世に生まれてくる、菩薩に対して、語っている、

その菩薩が如来になる、その人生に対して語っている
如来が如来に対して語っている経典、これが法華経の世界観

過去の如来が、現在のあなたに対して、
未来に如来になる者たちに、この教えを託している、
時空を超えた経典、その人生に対して、あなたに対して語っている
一章から、観持品で、「世尊!私たちは、末法の時代この教えを解きます!」と誓って、
ここで授記が終わる、
如来神力品で、「私たちも、あなたの教え、未来世で法華経を学んで広めます!」
「私も如来になって、授記を授けます!」と誓いを立てる、
そして、無限億度を広めていくのが、法華経の構造

法華経では、必ず、過去に、授記をもらった菩薩がいて、

未来生で如来になり、授記を授けると言う設定になっている
どの世界に生まれても、正法、像法、末法の時代があって、
必ずその世界には、法華経があって、如来と菩薩と授記が存在して、
ビッグバンを起こしている設定になっている

youtube「人間を越えた人のためのチャンネル」よ




詳しくは、
・youtube「人間を越えた人のためのチャンネル」授記とその仕組み!をご覧下さい

授記の再生リスト

・大乗仏典『法華経』中公文庫Amazonでみる


まとめ

今回は、『法華経』仏教において、最も重要となる、

キーワード、『授記』について、まとめてみました、

興味のある方は、是非、「法華経」を読んで頂きたいと思います

ビビッときた人は、絶対に過去世において、ご縁があったと思われます

僕も法華経に反応してしまった、1人です(笑)


「授記」を中心に考えて、『法華経』を読むと一層、法華経の内容が繋がっていくので、さらに面白くなっていきます!

そして、授記がいまいちわからない人も、

なぜこの宇宙が生まれたのか?の答えを、探して欲しいと思います

なぜなら、宇宙を知る事は、その中にいる「本当の自分を知る」ことであり、

この上ない正しい「さとり」に至る道だからです

それが、「本当の自分を知る」ことであり、

存在の、自己認識作用だからです


多宝塔の扉を開く


法華経を聞くために、如来たちのそばに行きたい

多宝如来(入滅した如来たち)が集会の上の空中に集まって来て、賞賛の声を聞かせる

[法華経を聞きたいと言う、真空(真我)の自己認識作用]


[多宝如来とは、悟りを完成した仏たち、授記を授け終わったすべての如来たちの集合体]


如来の全身が一塊になった状態

授記の連鎖を広げ、すべての生命を如来にした時、

この宇宙は、真空に帰することになります


お釈迦様の授記、小宮如来の授記、そして、僕の授記、あなたの授けた授記も、

無限に繋がりあっています

この果てのない無限の連鎖、「授記」から生まれる融通無碍に広がる世界


地涌の菩薩、妙音菩薩である、僕たちは、
「発心」を起こし

法華経」を聴くために

多宝如来の遺骨の全体を見るために、この世界に生まれて来ました

このように妙音菩薩品には書かれています、


「授記」を授かり、授ける、、

これが、この宇宙が存在する原因であり、
本当の自分を知る仕組み

自らを知る、理解するための法、、

法華経』を聞きたいという、
真我の自己認識作用

それが、『法華経


存在とは、本当は何も始まってないし、何も無い真空なんだけど、

巧みな方便を使って、それでも、教えを説き、授記を授けてくれる、

如来の慈悲に尊敬し感謝いたします

この本当の自分を知る、終わりなき悟りの旅を
平安に安楽に歩んでいきましょう♫

生きとし生けるものが、この上ない完全な「悟り」に至りますように☆


皆さんの、悟り、宇宙の始まりについて、考えるきっかけになれば幸いです

今回も読んでいただいて、ありがとうございます!


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