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コジマトペとシロクマ

コジマトペの熊四天王

当店「コジマトペ」には、夏の名物かき氷「シロクマ」があります。
みなさんお馴染みのシロクマの他に、コーヒー味の「クロクマ」と、いちご味の「アカクマ」。
そして、アカクマが無くなると、黒蜜きな粉味の「キグマ」も登場します。
それぞれ、
シロクマくん
クロクマさん
アカクマちゃん
キグマはん
という敬称もあったりします。

きっかけは「夏になるとお客さんが減るよ」の言葉から

いつからシロクマを始めたか覚えていませんが、始めたきっかけは同業者の先輩の「喫茶店は夏になるとお客さんが減るよ」の言葉から。
ニュアンスとしては、「暑くなるとホットコーヒーを飲む人が減るからヒマになるよ」ということだったと思います。
今考えれば「ホットコーヒーがあついなら、アイスコーヒーを飲めばいいじゃない」ってことですが、まだ喫茶店を開業して間も無い私は「それはエライこっちゃ」と慌てたものです。
冷たい系のドリンクやパフェも考えましたが、喫茶店ならやっぱり“かき氷”。
かき氷でも、自分が食べたいのは「シロクマ」
スーパーやコンビニでアイスを買う際、まぁまぁの割合でシロクマのヤツを買う私。
まろやかな練乳の甘みと、盛りだくさんのフルーツ。
1回で何度も美味しいシロクマは、私にとってフェイバリットなモノでした。
しかし、当時の私は本物(?)のシロクマのかき氷を食べたことがなく、食べたことがあるのは棒アイスやカップの物のみ。
愛知県内で食べようにも、当時はインターネットで検索しても1軒か2軒引っかかるのみ。
商売的に、自分が始めれば勝算ありかと思いましたが、お金をいただいてお客さんに出す以上は「やっぱり本物を食べてみないとなぁ」となり、本物のシロクマを食べに行くことにしました。

本物のシロクマを求め、いざ南へ!!

ということで、シロクマといえば鹿児島です。
まずは到着した鹿児島空港で。
鹿児島空港にあるレストランは「山形屋」という鹿児島の百貨店が運営しており、名物もしっかり充実していました。
そして、ちゃんとシロクマも。
フルーツたっぷりで美味しかったです。
アンコもいい味出してます。

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続いて、シロクマといえば、やはりココ。
「天文館むじゃき本店」。
“本家”を名乗るこちらで食べてこそ、「本物を食べた!!」と言えると思います。
プリンもトッピングしてボリューム満点で美味しかったです。
出てきた時のワクワクドキドキ感と、食べた後の満足感。
これぞ、自分が求めていたシロクマ。

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シロクマ以外に頼んだかき氷がちゃんと「クマ」になっており、とても良かったです。

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そして、実は沖縄にも「シロクマ」がいるのをご存知でしょうか?
沖縄本島南部の糸満市には、シロクマのかき氷で有名なお店が2軒あります。
そのうちの1軒、「丸三冷し物店 」で食べたシロクマ。
あつ~い沖縄で食べるシロクマは、格別でした。
ゆるかわな見た目も良いです。

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見るからにシロクマ

そして帰宅後、商品開発に励むこと幾日か。
シロップは、程よい甘さとさわやかな後口。
一口食べれば「これぞシロクマ!!」な出来栄えとなりました。
削氷機はかき氷に詳しい方に教えていただいた、「池永鉄工」のブロック氷用かき氷機“スワン・SI-100”をチョイス。
かき氷の有名店でも使われているだけあり、フワフワで口溶けバッチリな氷が削れます。
そして、シロクマの名に相応しい、グッドルッキングな見た目も我ながらグー。
かくして、胸を張ってお出しできる『シロクマ』が完成しました。

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現在、当店がある岡崎市では“かき氷街道”なんてものがあるくらい、街を挙げてかき氷を猛プッシュしており、市内には色々な種類の美味しいかき氷が食べられるお店がたくさんあります。
当店はその“かき氷街道”には入ってはいませんが、岡崎市でかき氷を食べる際は、是非一度当店自慢の“クマ”たちに会いにきてください。

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