カクコツ 原稿を書く②| こうして仕事を取りました(前職社長の紹介)
今回はいつもとちょっと違う路線で、仕事を得たきっかけを実例と一緒に紹介します。やっぱり人からの紹介は多いですよね。10年ぶりに連絡をくれた前職の社長から、突然紹介というか仕事の引き継ぎを相談された話です。そのときはびっくりしたなぁ。
JBPressで約1年半の連載コラム
2018年からの約1年半、
JBPressというウェブメディアで
資産運用関連の連載記事を書いていました。
いまでもアーカイブされているので、
読むことができます。
「人生100年時代のマネー戦略」をテーマに、
これからの投資哲学と金融商品選びの
ポイントを解説するコラム。
原稿料の都合上(つまり安い)、
取材なしで、これまでの知見と
ウェブ情報のみで書きました。
安いとはいっても、文字単価でいうと
10円以上になっていましたが。
前職とは仕事の付き合いはなかったが
JBPressさんとは、これが初めての仕事で、
こちらから企画の提案や
営業に行ったわけではありません。
前職の社長からの突然の紹介が
仕事を始めるきっかけでした。
こちらでも紹介したように、
わたしは前職の編プロからは
いっさい仕事を持ってきませんでした。
独立したあとも、
前職に営業したことはありません。
何かカッコ悪い感じがして。
まあ、やせ我慢ですね。
向こうから連絡してくることも
ありませんでした。
個人的な連絡や
あいさつぐらいはありましたけど。
円満退社したつもりでしたが、
わたしにはわからない遺恨があったのかも…
仕事仲間のデザイナーさんが薦めた!?
そんな前職社長から突然連絡がきました。
それは、びっくりしましたよ。何事か!と。
電話でボツボツ話しているうちに、
いろいろわかってきました。
・前職企業を売却して別に仕事をしていること
・JBPressは日経時代の後輩が起業した会社
・同社に頼まれてさまざまな企画を提案している
・「金融ジェントロジー」(金融老年学)の企画が通った
・企画が本格スタートする前にコンテンツを増やしたい
・自分が書くつもりだったが、急に入院することになった
・以前よく仕事をしたデザイナーさんに会ったら、
君(小島)の名前を聞いた
・よく考えたら適任かも、と思った
――などなど。
「以前よく仕事をしたデザイナーさん」とは、
その少し前に、わたしも
久しぶりに仕事をご一緒していました。
その方が、薦めた形になったのでしょう。
急な引き継ぎになりますが、
こういう事情であれば
引き受ける以外ありません。
ヨコのつながりが新規受注につながる
新規の仕事を得るチャンスは、
このように過去の仕事仲間から
紹介されるケースがとても多いです。
同じライターさんの場合もありますが、
どちらかというと別の職種、
デザイナー、カメラマン、プログラマーなど
からの紹介や相談が多いですね。
当人が受託した仕事でライターを
探している場合もあるし、
受託していないけど人探しだけを
依頼された場合もあります。
10年間没交渉だった人から
突然のきっかけで
仕事が生まれることもあります。
仕事を積み重ねて
ヨコのつながりを広げておくことは、
大きな強みになります。
noteの「サークル」は効果的かも
webライターさんの場合、
ヨコの広がりはネットが基本になるでしょう。
SNSの活用は当然のこととして、
たとえばnoteの「サークル」を
活用するのは効果的かもしれません。
その場合、できればライターさん以外も
参加しているサークルがベター。
ライターさんからライターの仕事を
紹介してもらえるケースは、
そう多くないからです。
わたしも場合は、
前職の仲間が何人か独立して
編集/ライターの仕事をしているので、
リソースをお互いに
融通し合うことはあります。
紹介をお願いしたら基本的に受ける
仕事を紹介してもらうときに
注意したいポイントを2つ。
ひとつめは、紹介をお願いして
実際に紹介いただいたら基本的に受けること。
制作費やスケジュールなど、
理想の案件ではないかもしれません。
それでも受託しましょう。
紹介する方は、あなたが思っている以上に
仕事のレベルやボリューム、
あなたの得意不得意、仕事相手の性格など、
いろいろ考えた結果、紹介しています。
少なくても、わたしや
わたしの周りはみんなそうです。
紹介されたら、まずは受託して
精一杯の仕事で対応すること。
それが仕事の礼儀だと思うし、
次の仕事につながる唯一の方法だからです。
受託時と納品時に紹介者に連絡を
ふたつめは、
受託した仕事の適度な合間で
紹介者に連絡すること。
そう頻繁でなくていい。
多いと逆にうっとうしいです。
たとえば、受託したときと
納品したときの2回。
制作途中でいろいろあったかもしれませんが、
それでも最後はお礼をしましょう。
ひとこと仕事の感想があると
紹介者は安心するし、
うれしいものです。
この2つ、とても基本的で
カンタンなことに見えますが、
実はできる人は少ないのです。
逆に、できる人が少ないからこそ、
実行すると印象がかなりよくなります。
最後に。
印象がいくらよくても
仕事が不出来なら意味なし。
締め切りに遅れるのはもってのほか。
肝に銘じましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?