カクコツ 書く準備⑧| 使いやすい取材ノートの選び方5点
ノートと鉛筆があれば仕事ができる!
これは極論すぎますが、
ライティングの仕事において、
取材ノートが大事なことは間違いありません。
そこは使いやすいノートを選びたいもの。
30年のライティング経験で培った、
ノート選びのポイントをまとめました。
片手で持って筆記する!
最初はふつうの「大学ノート」でした。
勤務先の編プロが
大量にストックしていたやつ。
どこでも買えるし、安いですからね。
仕事をしているうちにだんだんと
「これはどうなんだ?」と思うように。
取材ノート選びを
真剣に考え始めたのは
独立したあとだったかもしれません。
なぜか。
得意先や取材先の業種、規模が広がって、
大学ノートでは不便なことが増えたからです。
具体的には、工場や研究所、屋外などで、
机上ではなくノートを片手に持って
立ちながら・歩きながら
取材する機会が増えたのです。
結果、どのようなノートを選ぶように
なったのか紹介していきます。
①リングノート
手に持って取材する際は、
表紙をひっくり返して
小さくすると持ちやすいですね。
大学ノートのような中綴じや無線綴じでは、
できることはできますが、
ノドの部分(ノートの真ん中)が
盛り上がってしまって書きづらい。
リングノートであれば、
スムーズに使うことができます。
②表紙が硬い厚紙であること
ノートを片手に持ったとき、
表紙が硬い厚紙だと書きやすい。
大学ノートの表紙は柔らかいので、
ノートが折れないように
タテに曲げ込む必要が出てきます。
曲面に文字を書くのはたいへんです。
③片手で持てるサイズであること
A4では大きすぎるし、
B5でもまだ大きい。
わたしにはA5サイズがちょうどいい。
これは手の大きさや力にも
関係してくると思います。
以上が、手に持って取材する際に
便利なポイント。
以下は別な視点です。
④方眼ノートであること
細かいマス目が入っているもの。
図や表をその場で書いたり、
取材で理解したイメージを書き込む際に、
紙面が方眼になっているとラク。
細かすぎても見づらくなるので、
5mmマスくらいがちょうどいいかも。
⑤とはいえ、何でもいい!
上記とまったく矛盾しますね。
ごめんなさい。
でも、これも事実なんです。
取材ノートを忘れることがあるのですよ、
ごく稀にですが。
途中のコンビニなどで買うわけですが、
あれこれ選んでいる余裕はありません。
子ども用のキャラクターノートしかないとか…。
「数十ページの白い紙があれば何でもよし!」
くらいの気持ちでいる方が、
万が一の場合に平常心でいられるかも。
で、いま使っているのがこの2つ
・RHODIA(ロディア)
・Rollbahn(ロールバーン)
ロディアはやや表紙が薄いのですが、
ページ数が多いのでひっくり返しても
片手で筆記できます。
ロールバーンは、わたしの定番。
色が豊富なので、買い換えるときに
色を変えて区別できるようにしています。
いずれもA5サイズ。
160ページで1,000円くらい。
ノートとしてはお高めですが、
仕事道具として割り切って
使っています。
オフィスでよく見るノートかも。ロディアとロールバーン。
「表紙をひっくり返す」。こうすれば片手でノートを持ちやすいと。
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