α7C IIがやってきた(前編)
少し前にSONY α7C IIを購入したのですが、それまで使っていたCanon EOS 5D MarkIIIから乗り換えるまでそこそこ悩んだりしたので参考にならないお気持ちをまとめてみます。
前提
まず、僕はプロのカメラマンでもなんでもなく趣味レベルで写真を撮ってる人で、動画はほぼ撮らないので機種選択時に動画撮影に関する機能はそこまで重視しません。
デジタル一眼の使用歴としては社会人になって初めて買ったNikon D80からCanon EOS 5D MarkIIでフルサイズデビュー→MarkIIIときて4代目という事になります。
最初にNikonを買ったのは実家にフィルムのNikon FEが眠っていてそのレンズ資産があったからですが、D80を手放して5Dに飛びつき長い事Canonを使っていたので基本的に主要所持レンズはCanon EFマウントという事になります。
これまで
5D(II、III)にはとてもとてもお世話になりましたし、まだまだ現役でプロの現場でも使われるカメラなので性能はお墨付き、(α7C IIもそうですが)自分なんかには勿体ないくらいの言わずとしれた名機です。
Mark IIIを購入してからで数えてももう約10年(!)経つのですが、今40歳なのでちょうど30代の期間を5Dと過ごしていた事になります。
旅行に遊びにと我ながらよくあの重いボディを持ち歩いていたなと感慨深いですね。
そして、この10年程の間に世の中の様々なテクノロジーと共に写真・映像関係の技術も着々と進歩しました。
AF精度や画素数など色々挙げることが出来ますが、中でも個人的に一番インパクトが大きいと思っているのはやはり小型化です。
今や主要各社が開発に一番力を入れているのはフルサイズミラーレス機であり、もはや性能面でもデジタル一眼レフに全く引けを取りませんし、Canonを例に取ってもEFマウントは年々生産終了モデルが増えRFマウントレンズに開発リソースを投入しています。
そんな小型化戦争を横目にこれまで気合いで巨大な5Dを振りかざしていましたが、さすがの重さに年齢も相まって正直なところ散歩レベルで持ち歩くのは次第に億劫になりつつ、同等もしくはそれ以上の性能のフルサイズミラーレスカメラがドカドカとリリースされるのを眺める日々でした。
そして2023年秋頃、SONYからα7CRとα7C IIが発表となったのです。
きっかけ
発表当初は特に気にしていませんでした。元からカメラ含むガジェット全般の新製品情報を日々目にしているため、また新型出たな〜ぐらい。ところが2024年に入って少ししてから某家電量販店をウロウロしていた時たまたまαコーナーを通りすがりざまにに実機を見て、C及びC IIのコンパクトさに改めてグッと来てしまいこねくり回してるうちに徐々に熱が高まってきてしまいました。5Dとα7Cはターゲットも時代も特性も違う製品なので安直に比較する物じゃ無い事は明白ですが、こんなにもコンパクトなフルサイズセンサー搭載機が普及しているのにプロでも無い自分が何故大砲みたいなカメラを持ち歩いているのか…?と10年共に歩んだ5Dに申し訳ないと思いつつ正直な気持ちが加速します。
MacBookPro15インチと5Dを一緒に持ち歩くという天然筋トレのような日常を過ごしていた時期もある自分にとっては、こんな小さいカメラはほぼ空気レベルの携行負荷です。空気は言い過ぎですが。
ここまで来ると自分の場合は大抵もう買うモードになっているのでレビューチェックをしたり購入を確信に変えるための理由(言い訳)を探すフェーズなのですが、情報収集する中で対抗馬の出現によりここから更に2ヶ月程迷い続ける結果となりました。その対抗馬とは…
と…書いてて予想外に長くなってしまったのでここからの葛藤は後編で。
ちなみに今回購入したのはレンズキットで、同梱レンズはFE 28-60mm F4-5.6です。
もちろん5Dで使っていたEFマウントレンズ等も使うつもりなのでマウントアダプターを合わせて購入していますが、純正品が一番バランスが良いのは言わずもがななのでとりあえずはコイツに慣れないとなと思い渋谷をウロウロした写真が以下です。
現像には今の所慣れてしまっているためLightroomを使っているのですがこれを期に他も触ってみようかと思っています。
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