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こども哲学のススメ

子どもとの時間を丁寧に過ごすと、その時間がますます充実します。
スマホを置いて、インプットするイヤホンをはずして、子どもの話を100%で受け止める。
家庭でこども哲学をやってみたら、楽しそうに話し進める子どもの笑顔に出会いました☆

こども哲学

『こども哲学』とはみんなが自由に自分の考えを話し、人の意見に耳を傾け、積極的に議論して「自分で考える力」と「自己表現」が身につく対話活動です。

たまたまNPO法人こども哲学・おとな哲学アーダコーダ事務局の『こども哲学』の動画を見たのがきっかけでした。

こども哲学は基本的には考えたら自由に発言できるのですが、いくつかルールがあります。

・ひとが話しているときはきく
・相手が考えているときは待つ
・自分の思ったことを言う
・ひとの嫌がることをしない
・何も言わなくていい

この動画を見たとき、
「何これ!!めちゃめちゃいいじゃん!!!」
「私もやりたーーーい!!!!」
というのが本音でした。

私自身幼少期に、自分の考えや話をゆっくり聞いてもらった記憶がありません。
考えている最中、せかされたり違う話にもっていかれたりするうちに、自分の考えには価値がないと思うようになります。
そうなると、思いついたこともすぐ引っ込めるし、もう考えることすらしなくなります。
相手の考えに合わせる方が楽になり、自分の軸がぼやけていく。

苦労しても、挫折しても、自分の判断で自分の軸で生きていけたら、それはやり切った人生と言えるのではないか。
子どもにはそうんな風に生きていってほしい。
そして私自身もそんな人生でありたい。
そんな思い半分と、単に子どもの回答に興味があり、家庭で『こども哲学』のまねごとをしてみることにしました。


5才長男に耳かきをしてあげながら

母「耳あかは何で出来ていると思う?」

長男「わかんない」

母「正しくなくてもいいから、考えてごらん。長男がどう考えるかが聞きたいの。間違っていてもいいし、合っていてもいい。お母さんは長男とお話がしたいんだー。」

長男「耳あかは、、、鼻水でできている!」

母「そうなんだ!なんでそう思うの?」

長男「だって体のなかでつながっているから!」

母「え!耳と鼻がつながっているのよくわかったね。なんでつながっているって思ったの?じゃあ鼻水はなにでできてるんだろうね?」

長男「え!オレ最初から知っていたよ」得意顔
長男「鼻水は、、目やに!!」...


初回の家庭での『こども哲学』はこのような流れでした。
はじめは考えるのがめんどうだったのか、「わかんない!」とやり過ごした長男でしたが、なんでも答えていいんだとわかると、次々と発想が展開していきました。
途中、正解を当てにいくように見えたので、「正解しなくても、長男の考えを伝えることが大事なんだよ」と言うようにしました。

この流れが良かったのか、どの答えをもっと掘り下げていくべきだったのか、私自身にも疑問が残ります。
なにより、親の私が楽しかったので、もう少し『こども哲学』を試行錯誤続けてみたいと思います。


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