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公私混同経営 第二章、父になる。

「公私混同経営」

2年前に私が選んだ道は、女性起業家であるパートナーと共に、仕事とプライベートを「公私混同」して生きていくことであった。

そして、次に私たちが挑戦していくのは、出産だ。残り2ヶ月弱で産休に入り、夏に新しい命が誕生する。妻から妊娠の報告を聞いたときは、とても嬉しかったし、妊娠してからの期間、お互いの対話がこれまで以上に増えて、1日でも早く赤ちゃんに会いたい気持ちで毎日を過ごしている。

妊娠生活を支える日々は、想像以上に大変なことも多かった。体調の変化はもちろん、妻は学生起業をしているので、優先順位の1番には常に「仕事」があった。そんな彼女が、初めて長期的に仕事を休む。

ただ私は結婚すると決めたときから、このような状況が起きたときのためにNO.2として「公私混同経営」の道を進んでいくことを決めたのだ、と自負している。

2年間の公私混同経営、組織拡大、出産の決断、コロナ禍の体制など、妊娠から出産に向けての今の気持ちをお伝えしたい。


結婚式の優先順位が上がらない1年間

妻と出会ったのは3年前。そこから1年後にプロポーズをして、結婚と共に公私混同経営をスタート。あれから2年が経過しようとしている。入社直後、オフィスを構えるところからスタートし、新卒の久保のジョインや、事業を伸ばしていくことに無我夢中で、仕事とプライベートでいうと、「仕事」を安定させることに注力をせざる追えない環境が続いた。結婚式を挙げることすら優先順位が上がらなかったほどだ。

公私混同経営をスタートして1年後。株式会社CRAZYが新しく立ち上げた結婚式場「IWAI」のレセプションパーティーに誘われたきっかけから、ようやく結婚式を挙げることができた。

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(朝9時からスタートした結婚式 #おはようえでぃんぐ

きっかけは新卒メンバーの久保の一言

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結婚式を終えた去年の夏。

仕事も相変わらず忙しかったが、代表・私・新卒の久保の3人体制にも慣れてきて、仕事とプライベートの棲み分けがお互いうまくなってきた。

そろそろ子供が欲しい?そんな会話もするようになったが、毎回の会話の終着点は「いやいや仕事あるし、いま代表が抜けたら会社どうなる?新卒の久保が入社して1年は最低待とう。」であった。


急ぐことはない。来年以降で考えたらいいかな。そんな風な回答を久保と話しているときにしたら、不覚にも衝撃的な言葉をもらった。

「子供とか考えてるんですか?私のことは気にせず、早くに産んじゃってください!私もいずれ子供欲しいので、会社の不安もあると思いますが、その間私頑張りますんで!」

久保のメンタルは私たち2人より遥かに強かった。公私混同経営の2人の間で仕事がやりづらくないか?とどこかで気を遣っていた私が、ハッとさせられた瞬間であった。


それから数ヶ月後の秋。妊娠が発覚した。この喜びをに真っ先に伝えたのは久保であった。流産のリスクがある妊娠初期だったが、家族のように毎日を共にしていたので、そのリスクも分かってもらう上で早めに報告することにした。久保は両親に伝えた時以上に泣いて喜んでくれた。


フォーメーションを変えていく

妊娠が分かったと同時期、「朝渋」事業の拡大に伴い、4人目のメンバー重岡の入社が決まった。入社が決定した年末に、代表の妊娠のことを伝えるとき、少し不安もあったがいざ報告をすると、ここでも重岡から衝撃的な言葉をもらった。

「私が入社してすぐに代表が抜けてしまうのは、ちょっとビックリですが、むしろ私がモニラボに入社する意味が見えてきて燃えてきました!」

最悪、重岡に入社決断を断られることも考えていたくらいだったので、重岡の言葉にはとても救われた。重岡は現在入社2ヶ月目だが、会社の核として頭角を現しつつある、驚異的に優秀なメンバーなので、彼女の紹介はまた別で。

今年に入ってから代表の仕事の引き継ぎや、クライアントへの報告などをしてきた。3月末よりコロナウイルスの感染拡大の影響により、完全リモートワークで、7月より産休に入る前の状況としては芳しくない状況は続いている。

ただ、組織力はこの2ヶ月格段に上がった。

代表が休んでも会社が回るように。
コロナ自粛中に会社としてできることは何か。

これまで主語が「個人の成長」だったメンバーが、「会社」を主語に話すことが多くなってきた。

フォーメーションを変えていく。代表が安心して産休育休に突入するためには、残された3人が意識を変えていく必要があった。会社のことが不安で仕方がなかった代表は、つい先週くらいから、目つきが変わり、不安よりも安心した顔を見せることが多くなってきた。

瞳を輝かせながら、鮮やかに生きる人を増やす

今回の出産にあたって、正直不安もある。まだまだ4人のベンチャー企業で、代表が一時離脱をする。組織のリーダーが抜ける精神的不安と、タスク面での負担も大きいことは事実だ。ただ、私たちMorning Laboの企業理念はこちら。

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瞳を輝かせながら、鮮やかに生きる人を増やす

仕事とプライベートに悩む女性は多い。仕事で成果を出している女性ほど、結婚や出産などに悩むことは多いのではないか。パートナーである朝紗子も公私混同経営を決める前、とても悩んでいた。そこで私が仕事とプライベート両方の幸せを支えるべく、公私混同経営の提案をしたのだ。Moning Laboの理念に沿った生き方を体現するのは代表が先頭で走り続けるべきだし、全力でサポートする体制は万全である。

今回のnoteの終わりに、2年半前に公私混同経営を提案した私の手紙の一文で締めたいと思う。

今後出産までに様々な葛藤があると思うので、またnoteに書き記していきたい。

読んでいただき、ありがとうございました!

26歳女性、中村朝紗子が困っている。学生起業。意思決定とセンス、事業に懸ける想いはピカイチ。とても尊敬している。ただ、仕事の進め方やチームビルディング、営業戦略など、まだまだ知っていない点も多い。女性はプライベートと仕事のバランスに一度は悩むであろう。リクルート系女子でも悩んでいるんだから、女性起業家はより深刻だと感じている。チームマネジメントも慣れていない。大企業などで上司/部下の関係を経験していないというのが大きな理由だろうか。一人で突っ走ってきた弊害で組織を強くすることは得意ではない。(ズバズバ言ってゴメンね。)
そこで私は最強のNO.2とは朝紗子を支えることなんじゃないかと思ってきた。
(公私混同経営提案文、抜粋)

▼代表兼、妻・朝紗子のnote

▼YouTube「朝TUBE 夫婦をチームとして考える」

明日新作公開予定です!





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