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最近の作曲仕事 映画劇伴用のレコーディングなど

koji itoyama

10月の頭に横浜で映画用の楽曲に使う弦素材のレコーディングをした。

バイオリン、チェロ、ヴィオラを高原久実さん(flau)に。2人でディスカッションしながらいろんな素材とメインテーマのオブリを録音した。

僕はやっぱり現代音楽的なアプローチが好きで、高原さんが到底クラシックでは使わないであろう音(ノイズ)を出すのを喜々として録音する、という極めて前衛的な作業。

こういった録音ができるという点で、エレクトロニカやアンビエントに嗜好ある高原さんに依頼した。大正解。

マイクはNeumannをメインとし、サブにRODEのNT5ペア。どちらも素直ないい音で録ってくれる。

メインテーマは録音後、自宅スタジオで編集。いくつも録ったパターンを使ってすごくラフにミックスし、高原さんに本チャン録音用のデモを制作し、送った。

メインテーマのもろもろが一旦終わったため、他の重要シーンに移る。

これまでピアノ+ノイズ+ストリングスで仕上げてきた劇伴だが、どうしてもフィットしなかった箇所に思い切ってシンセのやわらかいサウンドを当ててみる。これは面白いかも。

ここ数日ずっと制作の濃霧の中にいたが、すこしずつ晴れてきそうな予感。

映像に音楽を当てるとき、すごく意識するのが「空白」。音楽に空白をつくることは映像の中の環境音えおフックアップさせるのとイコールである。音が途切れた箇所では音楽以外の音がふっと耳に入ってくるので、このタイミングがすごく重要。この映画もすごくそれを意識している。

さらに帰福早々、別案件で八女の旧大内邸へ。こちらも素晴らしい場所であり、素敵なプロジェクト。歴史をアーカイブする行為は、映像と音が最もうまく手を取り合える分野だと思う。

そしてさらに今月末は、ずっと楽しみにしていたFORMULAを観にいく。

芸術に触れ、芸術を生む。

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