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「檜垣是安の最期がどのようなものであったか。それを話すと、その人に必ず不吉な事が起こる」 諸君は檜垣是安(ひがきぜあん)という悲劇の棋士をご存知だろうか? 将棋ファンのあいだでは、雁木(「がんぎ」将棋の戦法)の創案者として、知る人ぞ知る棋士である。 檜垣是安は、初代伊藤宗看(いとうそうかん)と「吐血の一戦」を闘った棋士としても知られている。 慶長十七年(1612年)に創設された将棋家は、二代名人大橋宗古の代に伊藤家と大橋分家が誕生して三家になる。宗古の娘を娶り伊藤家
僕の友達だった永瀬君から、大学の時に聞いた話です。 永瀬くんは、コンピュータと会話が出来るAI将棋ソフトを購入しました。 購入先はひょんなことから見つけたサイトでした。対局できるだけでなく、ソフトと会話ができると謳っていたので、面白いなと思って購入したそうです。 購入ボタンを押すと、ソフトがダウンロードされて、自動的にパソコンにインストールされたそうです。 ソフトを起動すると、ソフトが喋りだしました。 「こんにちは、あなたのお名前はなんですか?」 「永瀬です」 「