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知能に関する謎・ニュース

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人類の知能や人工知能の謎や最新ニュースをまとめています。
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記事一覧

AIが仲介する民主主義の可能性

いよいよ米国大統領の選挙週間がやってきました。最終コーナーの今、気候変動とは異なる文脈で…

福岡 浩二
14時間前
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複雑系と創発現象がもたらす自然と人工知能の交点

AI(人工知能)が長年人間の知能(脳)に及ばないのが、その汎用性です。 単に特定の目的に特…

福岡 浩二
4日前
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AIが解き明かす生命誕生の神秘: 受精プロセスにおける新たな発見

2024年のノーベル賞(自然科学分野)では、AIの存在感が際立ちました。 化学賞では、AIを使っ…

福岡 浩二
2週間前
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2024年ノーベル物理学賞(補足):ヒントンの発明品

2024年ノーベル物理学賞の補足です。 前回は、ホップフィールド氏の物理学的な側面での業績に…

福岡 浩二
2週間前
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2024年ノーベル化学賞(補足):Alphafoldの医療革命

前回の続きです。 今回は、もう1つのグループ、デミス・ハサビス(DeepMind創業者)と研究リ…

福岡 浩二
2週間前
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2024年ノーベル化学賞(補足):AI革命までのたんぱく質構造予測・設計

2024年ノーベル化学賞の補足です。公式サイトが公開したこちらを主に参考にしています。 大き…

福岡 浩二
3週間前
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2024年ノーベル物理学賞(補足):ホップフィールドの記憶モデル

2024年ノーベル物理学賞の補足です。 今回は、今のAIブームを生んだ深層学習(ディープラーニング)の原理を発明した二人に贈られました。 ホップフィールドが考案した脳の記憶モデルをAIの開発に応用したのがヒントンの技法です。 分野でいえば生物学か神経科学か計算機科学です。なのになぜ物理学賞?と違和感あると思いますが、いずれも物理法則がその基底にあります。 そのあたりをもう少し掘ってみたいと思います。今回はホップフィールドの業績に絞ります。 彼は元々物理学者で、物理学の

2024年ノーベル物理学賞:AIの原理には自然科学の法則あり

2024年のノーベル物理学賞が発表されました。今年は意外な受賞者でした。 第三AIブームとなっ…

福岡 浩二
3週間前
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AIが暴いた脳内ダンス:視床下部が食欲をどうコントロールするのか?

以前に「肥満」を抑える薬の開発について紹介しました。 今回は、別の切り口で肥満や摂食障害…

福岡 浩二
1か月前
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生物の力を借りた新時代の計算革命

以前に、コンピュータの計算素子「半導体」に生物の脳細胞を埋め込んだ「半生物コンピュータ」…

福岡 浩二
1か月前
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天文学的ハプニングがもたらした進化の道筋:超新星と人類の関係

以前に、天文ショーの三尺花火「超新星爆発」が生命の種を生んだという話をしました。 超新星…

福岡 浩二
1か月前
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半年で100年の成果!AI革命が赤裸々にするナスカの地上絵

科学技術がもたらした革命には、人文科学も含まれており、特に後者においては考古学の分野が目…

福岡 浩二
1か月前
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深海の帰巣本能:洞窟に導かれる小さな生命たち

生物の「知能」は、人類が最も総合力で高いといってよいと思います。 ただ、対象を無生物に広…

福岡 浩二
1か月前
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AIと科学の新時代:その可能性と潜むリスク

前回、高度な推論能力を持つOpenAI o1について紹介しました。 特に強みを持つのは、自然科学や数学などの分野で、これから色々と試してみたいと思います。 それに関連して、まさにこの科学者の役割をもつLLMサービスについて注目していました。その名もAI Scientist。過去に紹介したので基本的な内容は委ねます。 ちょうどこれから試してみたいと思っていた矢先に、「えっ?」と声をあげてしまう記事を見かけました。 想定外のコード修正、というのが引っ掛かりました。 どう