【開発ストーリー】整えて貼れるマスキングテープ
+teacherから新製品がリリースされました。
一人の教員の方に向けて開発したマスキングテープです。
多くの方に受け入れられないかもしれません…
ただ、少数派の方に向けたものづくりをやることが教育業界の発展に必要だと感じています。
この記事では、今回開発したマステのストーリーを綴っています。
駄文ではありますが、ぜひ楽しんでください!
これが僕のものづくりの姿勢です!
始まりは、Zoom
僕は、定期的に教員の方と情報交換をしています。
その中で僕が必ずする質問があります。
この質問からアイデアの種をたくさん頂いてきました。
すると、お話していた教員の方が
最初、マステの切り口がギザギザだったのかな?と思って、しばらくお話をお聞きしていると、
そうではなく、以下のようにズレていたそう。
(左が指摘された貼り方、右が理想の貼り方)
几帳面な方は気になるのか…!!
それにしても、それだけで言われちゃうのか~~厳しい世界だ……
いや、教育現場で起こった困り事にこそ、僕が開発に関わるところだ!
ということで、マスキングテープの開発がスタートしました。(この日お話しした教員の方が開発に着手することに、とても喜んで下さったのが嬉しかったです…)
開発の方向性を端的にお伝えすると、几帳面でない方でも、”掲示物やメモを貼る時にストレスなくキレイに整えて貼れるマステ”を考えることです。
※余談ですが、マス目フセン着想より前に上記のやり取りをしていたので、1年以上眠らせていたアイデアの種になります...
マステをデザインする
まずは、掲示物やメモの貼り方を調べると大きく2つに分類できることが分かりました。
・紙に対して並行
・紙に対して45度
(なんとなく予想はできたけど...笑)
上記の貼り方をサポートできるデザインを発散させました。
発散時は極力、自由な発想で広げていきます。
45度貼りの目印になる傾斜のデザインを取り入れています。
あくまでも、掲示物が主役のため、マステの主張が激しすぎないように、上から2つ目、3つ目あたりのシンプルなデザインで改めて発散を進めました。
※このようなカラー展開も考えられましたが、あくまでも掲示物が主役ということで落ち着いたカラーを選定しました。
「中央線が必要か必要ではないか」がデザイン収束時の論点でしたが、無駄がないシンプルさを優先して、中央線は削除する方向で以下のデザインに落ち着きました。
ポイントは、次章で詳しく説明します!
マステの拘りポイント
①45度、中央に合わせて貼りやすいデザイン
②学校現場、ご家庭でもなじむ&掲示物が主役になれるデザイン
前章でも書いたように線形は限りなく少なくし、無駄をそぎ落としました。そしてカラーリングも白や黒に近い基調だと目立ってしまいます。ぎりぎりのラインで色を選定し、今回のカラーリングに落ち着きました。
③品質へのこだわり
マステは強く張り付くのに、なぜか剥がすこともできる魔法のテープです。皆さんにとって当たり前のマステなのですが、あの技術は半端ない&奥が深いです。
品質への妥協は一切せず、mtブランドで有名なカモ井さんに製造を委託しました。(業界トップ品質だと思います、本当にすごい…)
上記のこだわり、プロセスにより、今回のマスキングテープは誕生しました!
45°でもキレイに貼りやすくなりました!
▼▼▼▼
購入は、こちらから!
(リンクになっています)
最後に
マスキングテープの開発ストーリーいかがでしたでしょうか。一つのプロダクトをデザインするだけでも、いろいろな思考を巡らせ、進めていきます。
そして、今回の商品は一人の先生に向けて開発をしました。たった1人の思いから始められたものづくりですが、この商品が皆さんの生活にそっと寄り添えられると嬉しいです。
「さて、次は誰の”ものづくり”をやろうかな!」
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
この機会にぜひ、+teacherのECサイトを覗いて下さると嬉しいです!
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それでは!
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