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【開発ストーリー】英語フセン"Up-lows"(アプローズ)

こんにちは、+teacherの渡利幸治です。

この度、【新製品】英語フセン"Up-lows"<アプローズ>の予約販売をスタートしました。

心を込めて、開発を進めました。
今回の記事は、開発ストーリーを綴っています。

ぜひ、お付き合い下さると嬉しいです!

ご予約はこちらから!
(リンクになっています。)


はじまり

2022年2月に教育関係者が集まるモノづくりコミュニティ「+teacher(プラスティーチャー)」を立ち上げました。

そして、2022年7月にコミュニティからマス目フセン"Kaketa!"をクラファンでリリース、その後、2022年11月に一般販売を開始しました。

実績・信用、何もない僕らだったのですが、リリースして数ヶ月で累計出荷数が1,000冊を超えました。(なんとありがたいことか、、、)

同時に、フィードバックをいただく機会も増え、「英語のけい線(4本線)でも商品化して欲しい!」という声も複数いただきました。
とはいうものの、その商品に価値があるのか疑心暗鬼なのが正直なところでした。

「マス目の次は英語のけい線だ!」という私の安直?な考えだけでは、良質な価値を提供できる自信がなかったのです…

現場の声を聞こう!!

本格的に動き始めたのが2022年10月。

コミュニティメンバーの方に、ご意見をいただきながら、あーでもない、こうでもないと悩む日々。

英語フセンを開発すれば、誰が助かるのだろうか。答えが出ないまま1か月ほどが経過しました。

そんな最中、ツイッターでフォロワーの方からDMをいただきました。

特に重要な内容は以下の部分です。

“あまりにも正しい大文字と小文字の書き分けができていない子どもが多いのです。”

本文から引用

大文字と小文字の使い分け。確かに悩むし、中高でも、苦手な生徒は多そう。ヒアリングを続けても同様のお困り事が出てきました。

“この課題を中心に見据えた価値をカタチにしよう。”

こちらのDMがきっかけとなり、これまで”うーん”と悩んでいた言語化できない”おもり”が取れ、一気にプロジェクトが推進していくことになります。

商品の検討

大文字・小文字の学習をサポートするための仕様を考えていきます。
大きく以下の要素を中心に検討を進めました。(もっと細かい検討部分は今回は別記事にします)

①けい線の配置
②小文字の書きやすさ
③けい線の色

①けい線の配置

検討していた配置を示しています。(2)のような形もアリかと考えたのですが、シンプルかつ大文字・小文字の指導がしやすい(1)or (3)で検討を進めました。

論点は、横幅の長さですが、ノートに貼りやすい、かつお手本を書いてあげた後に子ども達がその横に合わせて書きやすいサイズ感を検証し、70 mmの寸法で仕上げました。

②小文字の書きやすさ
ここの仕様が一番こだわった部分です。

どうしてもけい線比率が1:1:1だと小文字を筆記する際に窮屈になってしまいます。そこを解決するために、比率を2:3:2にすることによって小文字を書きやすくできる工夫をしました。

※教科書の多くが1:1:1の比率ではないことから、そこも仕様確定の参考にしました。

③けい線の色
マス目フセンでもかなりのこだわりをもって、印刷色を考えたのですが、それ以上にこだわりをもって検討しました。原紙の青になじむ色を選定しています。

もうおかしくなるぐらい線色を見すぎて、妥協しかけましたが最後まで集中して検討をやり切りました(笑)今回は100パターン以上検証できました。

製品名”Up-lows<アプローズ>”

+teacherは、アイデアの種を最初に下さった方に製品名を決めてもらうことにしています。マス目フセン"Kaketa!"もコミュニティメンバーの方に付けて頂きました。

今回も快く引き受けて下さり、名付けられた名前が

「Up-lows<アプローズ>」

です。

以下、検討に至った背景を発案者の方からご連絡いただきました。

Uppercase letter(大文字) のUpと、lowercase letters(小文字)のlowを合体させました。読み方は、「アプローズ」で、"applause"(喝采)という単語の読み方とほとんど同じです。 ワタリさんが、「称賛することの重要性」に着目して色々考えてらっしゃることを知り、私も寄せてみました。

この記事で一番重要な文章です。

今回のフセンは、大文字と小文字の使い分けが重要ということ、かつ、私の想いをくみ取って名付けて頂きました。

実際は、大文字、小文字の使い分け以外の活用も可能になっています。ぜひ皆さまの活用方法を教えてください!

皆様とともに多くの方に愛される商品に育てていけると嬉しいです!

ご予約はこちらから!

最後に

フセンの可能性を模索してきた半年だったような気がします。極力、多くの方が手に取りやすいようにシンプルさ、ミニマムさに強くこだわって開発をしました。

そして、フセンの可能性をこれからも模索していきます。(この記事を書きながらとっておきアイデアが思いつきました!お楽しみに!)

英語フセン"Up-lows"<アプローズ>が、多くの方に届くことを願いつつ、筆をおきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
本当に、ありがとうございました!
今後とも、よろしくお願いいたします。

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