歩くということ 2021.4.6 清水~興津
清水稚児橋を出たのは14時近かった。余裕かましてのんびり歩きすぎたなと、少し焦る気持ちが足を前に前に進める。しばらく歩くと、一本松がたつ一里塚が現れ、「ほそいの松原・無縁さんの碑」があった。このあたりには、ぽつん・ぽつん、と一本松が寂しそうに一本だけそびえているところが何か所かある。このあたり一帯は、秀忠公が旅人のために街道の両側全長360メートルに松の木を植えてくれたという。庶民思いのなんていい将軍なんだ! 明治時代まで残されたその松林は、太平洋戦争で、松根油として燃料に