書くことで話せるようになる話-言うと話す-
僕は書くことを大切にしている。書くことは表現の一つなのはもちろんだ。さらに、書くことを通じて、話すことがうまくなると考えている。
「話す」は相手を想定した単語だ。独り言を話すとは言わない。話してるときはちゃんと聞きなさいとはいうが、言っているときにはちゃんと聞きなさいとはいわない。
相手を想定して、なんらかの言葉を発するのが「話す」だが、2つの意味がある。ひとつは、すでにあるスクリプトを声にすること、もう一つは、即興で頭の中で考えたことを口に出すことだ。
前者は事前に準備があるという点でいわゆる音読の類であり、後者は即興的なものである。両者は最終的に同じように聞こえるが、思考プロセスは全く異なるので分けるのがよい。
前者に卓越する方法と後者に卓越する方法には違いがある。後者はいきなりうまくできるものではない。頭の中にある構造をそのままアウトプットするには、整理がなされていなければならない。
整理されているかどうかは文章にすれば分かるし、文章にできない場合は、---大人の場合---話している内容も支離滅裂ということになる。
だから最終的に話せるようになるためにはライティングをひたすらに磨く必要があるのである。
※2023年8月17日に下書きしたものです。
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