見出し画像

改善と改革

改革と名前の入った研修をした。

改革と聞くと、改善と改革の言葉の意味の違いを考える。

改善と改革はどう違うのだろうか。

改善とは

改善は、善くなるように改めることであり、古いモデルをそのままによりよくすることを指している。

改革とは

改革は、全く新しくすることを指す。

革は、革める(あらためる)と読み、改も、改める(あらためる)なので、同じ意味を重ねた言葉だ。

革新--イノベーションには種類がある

この2つの言葉を見ると、これらを包括する言葉として、イノベーションが頭をよぎる。イノベーションは、技術革新と訳されることが多いが、誤訳である。イノベーションに技術の意味はない。革新が正しい。

イノベーションといえばクレイトン・クリステンセンのイノベーションのジレンマが真っ先に頭に浮かぶ。イノベーションは2×2×2で表現できる。つまり、8通りある。

プロダクトイノベーションとプロセスイノベーション

はじめの2はプロダクトイノベーションとプロセスイノベーションだ。イノベーションの対象と考えると良い。メンタルモデルイノベーションも含めて3つとする説もある。

漸進的イノベーションと革新的イノベーション

次は、漸進的イノベーションと革新的イノベーションだ。革新的はブラウン管テレビから液晶テレビのような変化で、漸進的は液晶から有機ELみたいな変化だ。変化に飛躍があるかという区分かなと思う。

持続的イノベーションと破壊的イノベーション

最後は、持続的イノベーションと破壊的イノベーションだ。これは顧客の違いだ。持続的イノベーションは既存客に向けたもので、破壊的イノベーションは新規顧客、例えば、第三世界の貧困層向けのものなどがそれにあたる。

これらをかけあわせ、プロダクト×革新的×破壊的というようにし、逆に発想ツールとしても使えてしまう。

さてさて、改善と改革とはこれらのうち、いずれを指すんだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?