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カーテンコール【#18何があってもマイペンライ!】

僕は何かにハマりやすいタイプの人間だ。ここ3日間、同じ曲を鬼リピして聴いている。

シンガーソングライターの清水翔太さんがロックバンドONE OK ROCKのTakaさんとコラボした楽曲「Curtain Call」。おしゃれな曲調と二人の歌声が最高なのはもちろんなのだけれど、何より僕は歌詞が好きだ。

この楽曲は「誰もが主役のショーなんてどこにも存在しないんだね」という歌詞で始まる。たしかにそうかもしれない。どんな舞台でも、スポットライトを浴びる主役の後ろに、たくさんの脇役がいる。「一人ひとりが主人公」なんて、ただの理想論ではないか。

30年くらい生きてくると、だんだん世の中の仕組みが分かってくる。「すべての人間は生まれながらにして平等」と社会の授業で習った気がしたが、現実は違う。今、主役を張っている人は、生まれながらにして主役を期待され、主役になるための教育を受けてきたように思える。

僕たちは、与えられたポジションで自分の役割を全うするしかないのかもしれない。それは多くの場合、目立たない仕事だったり、やりたくないことだったり、苦しさをともなうものだったりする。

結局のところ、僕たちが主役を演じるチャンスはやってこないのかもしれない。「努力は裏切らない」なんて言葉が空虚に響く。

それでも。たとえ脇役だったとしても。

止まることなく、飽きることなく、辞めることなく、歩き続けたい。迷う日もあるし、落ちる日もあるだろう。それでもいつか、輝く日まで。


※この記事は2024年3月30日にTwitterにて公開したものです。

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