見出し画像

トラベルライターに俺はなる!

「17万円から世界一周」が幕を閉じて、早2ヶ月。これからの生き方についてあれこれと考えていましたが、決めました。トラベルライターになります。

去年僕は世界一周をしながら、トラベルライターになりたかった。でも、唯一書かせてもらう予定だった旅行メディアの仕事は、旅の序盤で打ち切りに。他のメディアに出した企画も全く通りませんでした。

なぜダメだったのか。原因は僕の実力不足です。圧倒的に力が足りないのに、計算が甘かった。

「〇〇×〇〇」とかけ算すれば、何者かになれると思った。世界一周とライターをかけ合わせて、世界一周ライターと名乗った。頭の中の計算は完璧。1/100×1/100=1/10000。世界一周とライターを組み合わせることで、1万人に1人の存在になれるのではと。でもダメだった。

そもそも僕のする旅は、特殊なものではない。ごくごく平凡。世界一周は少し珍しいにしても、まあ普通にいる。そしてライターは、ちょっと書くのが得意だよね、という程度。プロのライターの中で、目立つスキルや特徴はなかった。

旅もライターも、1/100じゃなかった。だからかけ合わせたところで、何者にもなれなかった。去年の経験を踏まえて、今後の戦略は明確。それぞれの力を上げる。シンプルだが、これに尽きる。

ということで、まずはライターとしての力を上げることに全集中します。ライターとして1/100、1/1000の存在を目指す。そのために、今月からガチのライティングスクールに通っています。

世界一周中、僕は一瞬自分を見失った。あれ?自分がやりたいことって、旅すること?それとも書くこと?どっちなんだろうと。旅するために、書いているのか。書くために、旅しているのか。どちらが本当の目的なのか、なんのためにかけ合わせているのか、分からなくなったんです。

旅の終盤、そして帰国してからもずっと考えていました。考えて、考えて、考えた。で、結論。両方です。僕にとっては、旅することも書くことも目的。だから、人生の軸に「旅すること」と「書くこと」をおきたいんです。

一番大切なのは、旅することと、書くことのどちらもあきらめないこと。無理して組み合わせなくてもいい、と気付いた。慌てて旅を仕事にしなくてもいい。

まずは書くことで生計を立てる。そして、好きなときに好きなところへ、旅ができたら最高です。

去年の11月、29歳になりました。同年代を見ていると、いい意味であきらめがうまい人が多いと感じます。趣味に生きる人と、仕事に生きる人が、はっきりと分かれている印象。

でも、僕は選べない。趣味も、キャリアもあきらめたくない。一度きりの人生、両獲りしなくてどうする。トラベルライターに俺はなる!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!いただいたサポートは、次の旅資金に使わせていただきます。