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人格と行動【#37何があってもマイペンライ!】

突然だが、今日は人生で一番大切なことについて書きたい。29年間生きてきて最も重要だと思うのは、人格と行動を切り離すことだ。これができると、幸せになる確率は確実に増えるだろう。

私たちは人格と行動を短絡的に結びつけてしまう傾向がある。良い人格の人が良い行動をする。逆に、悪い行動をした人は悪い人格の人。そう考えてしまいやすい。

ところが実際は違う。良い人でも環境によっては悪いことをすることもあるし、犯罪者が100%悪人なわけでもない。

そもそも、人間には100%の善人も100%の悪人も存在しない。濃度の差こそあれ、全員グレーな存在だ。ただ、人格というのはイメージが固定化されやすい。良い人は常に良い人であり、悪い人は常に悪い人に思える。つまり、人格とはグレーのものを白か黒かに無理やり決めつける危険な概念なのだ。

注目するべきなのは人格ではなく、行動。一つひとつの行動を評価したい。

他人の場合。ある人が私に悪口を言ってきたとする。悪口を言うという行動はよろしくない。だが、この行動がよくないだけで、この人物が良い人か悪い人かは分からない。判断する必要もない。

自分の場合。仕事に3日連続で遅刻してしまったとする。遅刻を3日も続けてしてしまったことは、だいぶよろしくない。なぜ遅刻をしたのか、どうしたら遅刻を防げるかを考えるべきだ。だが3日連続遅刻したからといって、私は不真面目な人間でもダメ人間でもない。私のブランド(人格)は1ミリも毀損していない。

行動に注目すると、人は反省することができる。遅刻を防ぐ方法を考えることに集中し、いずれ遅刻はなくなっていく。結果として人生は良くなるはずだ。

しかし、人格と行動を結びつけてしまうと「3日連続遅刻した自分=ダメ人間」と自己評価。自己否定して反省したつもりになると、遅刻を防ぐ方法を考えない。しかも自己肯定感を下げることで、行動するエネルギーも失われてしまう。

人格は虚像でしかない。社会を前に進めるのは良い人ではなく、良い行動をする人。目の前の人を幸せにできるのは良い人ではなく、良い行動をする人。最高の人生を送れるのは良い人ではなく、良い行動をする人。

行動のみにフォーカスしよう。


※この記事は2024年4月18日にTwitterにて公開したものです。

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