マッサージとストレッチの違い!メリットとデメリット

● マッサージとストレッチの違い!メリットとデメリット

小泉智明です。

国家資格がないのでマッサージはできませんが、受けたことはたくさんあります。

実際に受けた経験と、施術してる立場から、マッサージと筋膜リリースとストレッチの違いを書いていきます。

ざっくりいうと、こんな感じ。

  • マッサージ⇒筋肉の表面に垂直圧でほぐす

  • 筋膜リリース⇒筋肉の表面伸ばしてほぐす

  • ストレッチ⇒筋肉の深部を伸ばしてほぐす

この3つのメリットとデメリットを解説していきます。

マッサージのメリットとデメリット


トレーナーになる前、腰痛に悩んでたころに、マッサージを受けたことがあります。

治療院から整体院、マッサージ店まで。

固まってる部分を直接ほぐしてもらえるのがメリットです。

私の場合、これがデメリットにもなりました。

マッサージ師がヘタなのか、とにかく痛いのです。

挙句の果てに、「君みたいな人が1日の始めに来ると、この後疲れちゃうよ。」と暴言まで言われる始末。

後にわかるのですが、腰痛の原因が腰以外の部位にあったのです。

これがトレーナーを目指す1つのきっかけになったのですが、もしマッサージで治ってたらマッサージ師になってたかもしれません。

自分の身体を良くしたいのがトレーナーをやってる根本なので、良いと思うものをすすめたい。

経験談になってしまいますが、マッサージはデメリットしか感じません。

筋膜リリースのメリットデメリット


可動域が広がり、動きがスムーズになります。痛みやコリなど、身体にかかる負担を軽減できます。

筋膜リリースとは、筋肉の表面をほぐすストレッチのことです。筋膜は、固有受容器という、カラダのセンサーがたくさんある場所。

筋膜がほぐれると、柔軟性が高まります。

ストレッチをやっても、なかなか体が柔らかくならない人向けです。

リリース後の運動で、柔軟性が上がった状態を維持することができます。

せっかく増えた可動域も、動き方がわからなければ、すぐに元に戻ってしまう。

筋膜リリース後の運動が大事で、増えた可動域をどれだけ維持できるか?自分のものにできるか?で身体の変化が変わります。

筋膜とは


筋膜とは身体の表面にある膜で、身体全体のネットワークです。

筋肉が駅だとすると、筋膜は線路のようなイメージ。

他の記事でも話していますが、身体がつながっています。

身体のどの部分にかかった圧も、あらゆる場所に影響をします。

ストレスは身体全体に分配され、どこからでも壊れる可能性があります。

構造的に1番弱いところから壊れるので、いつも痛い場所が同じと言う状態になります。

身体は包括的に捉えるべきだと考えてる理由の1つで、うまく働いてない場所を探すようにしています。

パターン化したい姿勢や動きを良くする目的で、筋膜リリースを行います。

筋膜は年齢とともに固くなる


筋膜はゼラチン質なので、水分量が重要になってきます。

水をたくさん飲みましょうと言うのも、筋膜を柔らかく保つメリットがあります。

新生児のときには90%あった水分も、成人になると60~70%にまで減ってきます。

乾燥してくると脆くなり、壊れやすくなります。

しわができるのも、筋膜が崩れてるのが原因です。

筋膜リリース


筋膜リリースをすると、固まった場所に水分を送ることができます。

ゼラチンが固まるとトリガーポイント言う圧痛点ができて、その部位をケガをしやすくなります。

筋膜が癒着してしまい、可動域や筋出力にも影響が出ます。

癒着をほぐすことで、新たな動きのパターンができます。

ダイエットでもリハビリでも、身体を変えるなら動きを変えないといけません。

それを手助けするために、筋膜リリースを行います。

ストレッチとの違い


じわっと伸ばすパッシブ(静的)ストレッチだけでは、身体が柔らかくならない人がたくさんいました。

動きも変わらないので、身体を変えることができない。

1つの筋肉をストレッチをしても、その筋肉すべてが伸びるわけではありません。

どんなに強くストレッチしても、効果はあまり変わりません。

これはストレッチ専門店に1年通って、柔軟性がほとんど変わらなかった経験からです。

ただ痛みに耐えてるだけ。

マッサージ店に通った時もそうだったのですが、やみくもに強くやってもいたいだけで効果がないのです。

それもそのはず。

同じ筋肉でも場所によって固いところと柔らかいところがあり、ストレッチで伸びるのは柔らかい部分が中心です。

関節の近くが固くなりやすく、中心部分が柔らかいことが多いです。

筋膜リリースの1つに、関節付近を触ると筋肉が緩む性質があります。

触れるだけなので痛みはないです。

それでも緊張が落ちますし、動きも変わります。

ストレッチと言ってもたくさん種類がありますし、目的に応じて使い分けるようにしています。

マンツーマンでストレッチするだけでは専門店を語れないので、動きを良くする目的でストレッチ指導をしています。



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